小児科 すこやかアレルギークリニック

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負荷試験陽性
2023/01/19
今日のタイトルは、食物負荷試験をやって、症状が出たと認められたものを「負荷試験陽性」と言います。

症状が出なければ、「負荷試験陰性」と言います。何か陽性がよくて、陰性が悪いというイメージをお持ちの人もいるかもしれませんが、陰性がいい方です。「負荷(試験)陽性」、「負荷陰性」とも略したりします。

食物アレルギーは、抗体価が陽性だけでは診断できず、食べて実際に症状を起こさないと診断できないことになっています。

少しずつ食べて、症状が出た場合の摂取量を「いき値」と言います。敢えて攻めた負荷試験をやって症状を起こるかどうか、いき値がどれくらいか確認をすることがあります。

こういう負荷試験をやると、場合によってはアナフィラキシー を起こしたりします。最近書いているように、食物アレルギーは心因性に影響を与えます。アナフィラキシー なんて起こしたら、もう怖くてその食品を食べたくなくなってしまいます。

専門医の間では、いき値を知ることは重要だと捉えられていますが、私はそれほど重要だとは思いません。治ってもらう方がずっと重要だと考えています。

「負荷陽性」のない負荷試験をやれる専門家になりたいと思っています。

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