昨年の学会で臨床心理士の先生から「心因性食物アレルギー」なる言葉が提唱されました。 発浮フ中でもこれは造語で...というコメントもありましたが、私はこれまでそういう言葉がなかったことが不思議なくらいです。 食べてアレルギー症状を繰り返すと、その食べ物を食べることに恐怖心が芽生え、拒否感が出てくるそうです。 食べ物の中で卵と乳が上位になってくるそうです。ちなみに、小麦は正反対で、嫌いになることは少ない。確かに臨床上の経験と合致します。 重症な卵アレルギーの児に何とか食べさせようとしても、毛嫌いして食べてくれない、負荷試験自体が成立しないということは経験します。 この状態になると、食べられるようになるのは非常に困難になると思います。 こうなる前に上手に食べ進められれば、サラリと治ってしまう経験もよくします。意識して対応していきたいと考えています。 |
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