昨日、保護者が当院に来られ、学校と教育委員会の対応にいきどおっておられました。 そして、上越タウンジャーナルさんからこんな記事が出ました。隠そうとする学校側と教育委員会。私はこういった対応は経験済みですから、「相変わらずひどい」という認識を新たにしています。 https://www.joetsutj.com/2024/09/13/034000 ちょっと主治医として踏み込んだ話をしようと思います。 今回、患児には卵なしの食事が出ていたと言います。他の子が患児の机にかきたま汁を置いたと聞いています。極めて重い卵アレルギーのお子さんの机の上にです。ですから、「事故」ではなく「事件」の可柏ォと言った訳です。 それに関しては、想定外のことなので、学校側は悪くはないのでしょうが、その後の対応がお粗末すぎます。 専門医の意向を確認することもなく、「皮膚についただけ」と決めつけ、誤食事故ではない、大したことはないと言い切ります。医学的には、皮膚に卵をつけてアナフィラキシー を起こし得るのかという検証は必要かとは思います。 実際、アナフィラキシー を起こしていますし、職場にいた親御さんが呼び出され、内服を飲ませ、エピペンを打ったのも保護者です。つまり学校側は何もできずにいました。 そういう目で、一昨日教育委員会が出した「紙切れ」を見てみると、薄っぺらく見えます。サラッと書いてありましたが、患児は給食で辛い思いをしたくなくて、学校に行けなくなっています。早急な対応が必要です。こんなでは上越市民はお子さんを学校に安心して預けられないでしょう。 更に言えば、保護者は教育委員会から今回の事故について謝罪さえ受けていないそうです。原因究明や再発防止などと言うよりも、まずそこからです。そんなことさえもできていないのです。 上越市民は、教育委員会の実態を知るべきでしょう。少なくとも食物アレルギーに関してですが、上越市教育委員会は腐りきっており、膿を出しきる必要があると思われます。 上越市長さん、今が汚名挽回のチャンスだと思いますが、いかがでしょうか?。 |
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