小児科 すこやかアレルギークリニック

病院からのお知らせ

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2月の勉強会のお知らせ(2月23日14時より)
2008/02/04
2月の勉強会は、昨日予告しましたように、1月12日の福岡での勉強会、2月2日の食物アレルギー研究会で学んできたアレルギーの新しい情報を、参加者の皆様にご提供致します。23日の14時からを予定しております。

内容は食物アレルギーの話が中心になってしまいますが、いま一番ホットな分野ですし、アレルギーの管理指導表やアレルギー食品の表示義務に新たに2品目追加になること、経口減感作療法(アレルゲンを食べて身体を慣れさせる治療)のことなどをお話ししたいと思います。

また、昨年秋に出された「アレルギー疾患診断・治療ガイドライン2007」の中から、有用と思われるポイントをピックアップしたいと思います。パルミコートの使い方、テオフィリン関連けいれんが今どうなったか、小児はまだでしょうが1日1回の吸入ステロイドなどについても取り上げたいと思います。

これまでの勉強会は、ぜんそくやアトピー性皮膚炎を1回で話してしまうようなスケジュール的にハードでした。私もついつい熱くなって1時間半くらいお話ししたとこもありましたが、お父さんお母さんもお忙しいでしょうし、お子さんが待ちきれなくなってしまいます。今後は私の話が30〜40分程度で、その後質問にもお答えすることとし、1年毎の連続ものになるような形にしたいと考えています。いま計画を練っているところです。また決まり次第お知らせしたいと思います。


開業医でこうやって毎月のように勉強会をやっている小児科医はあまりいないと思います。以前もトピックスに書きましたが、ホームページで情報を流すことも大切だと思いますが、参加者の目の前で「今のアレルギー治療はこうなっています」とキチンと説明でき、親御さんの疑問に個別に答えてこそ、私は真の情報発信だと思います。

実際に開院してみると、孤独で孤立無援だと分かりました。勤務医時代よりも明らかに刺激がなくなります。以前は同僚の先生が頑張っている姿を見て、励まされたものですが、今はそれがないのです。私が恐れているのは、日頃から勉強していないと、アレルギーの先端からすぐに時代に取り残されてしまうことです。外来でたくさんの新患の患者さんを診ていると、「これまでと治療方針が180度異なる」と混乱される方がいらっしゃいますが、「新しい治療法は今はこうなっています」と胸を張ってお話しし、ガイドラインをもとに丁寧に説明し、納得して頂いています。当院は、今後も診療や勉強会においても、確かな技術や知識をご提供するいう“企業努力”を続けていきたいと考えています。

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