当院は新規開業で上越ではまだ知名度は低いのですが、昨日の外来は連休明けということもあって、朝から忙しかったです。当院ならではだと思いますが、朝イチの1人目から連続で7人ゼコゼコいいやすい赤ちゃんが続きました。
小児科医なら分かると思いますが、ゼコゼコ言いやすい赤ちゃんは治療が難しいのです。なぜなら、大人や大きい子のように痰を切ることはできないし、泣いたりミルクを飲むだけでゼイゼイが強まってしまうし、気管支が細いので少量の痰で詰まりやすくなる、薬を飲めなかったり、吸入をいやがったり、治療に対する反応が往々にして悪い、など様々な理由があります。
一般的に、小児ぜんそくにおいてプロのアレルギーの専門家でも対応に苦慮しているのが「赤ちゃん」と「思春期」です。赤ちゃんはいま言った通りですが、思春期は部活や塾、人間関係で忙しく必要な治療を続けられないなどの理由が挙げられます。とりわけ赤ちゃんは本物のぜんそくか、どうかの区別も難しいし、親が治療に積極的であっても治療が難しいため、小児科医であっても対応は難しいと思います。
私は福岡で何ヶ月もゼイゼイが止まらずに退院できないような重症乳児ぜんそくを何人も診てきました。乳幼児のゼイゼイの怖さは誰よりも知っているつもりです。早く止めてあげないと、とんでもないことにつながりかねません。ということでここは“小児アレルギー”の専門家の腕の見せ所でもあります。今朝からの7人はすべて改善していました。
咳が続く乳幼児でも耳鼻科や内科に通っているケースもあるようですが、小児科も含めて通院してもゼコゼコが取れない、咳が止まらない、咳き込んでミルクを吐きやすい場合は重症化する前に是非受診して下さい。


