先月のことですが、私がたまに食べに行くチェーン店の定食屋さんの店内に、「社員研修につき、○月○日は臨時休業いたします」って案内が貼ってありました。大規模なチェーン店なら経営に関するノウハウがしっかりしていると思うので、上層部が社員に研修を受けさせて、徹底的に教育しているのだと思います。
ところで医院って、「社員研修」ってないですよね?。スタッフも技術を磨くことは患者さんのためになると思うのですが…。
私は「食物負荷試験」にこだわっていると再三申し上げています。それは新潟県でやっている施設がほとんどないことのほかに、食物アレルギーがあって「除去」が必要と判断した場合、「解除」も主治医が責任を持ってすべきという考えからです。患者さんが主治医を信用して、何か月から何年も真面目に除去してくれているのですから、「解除」も“信頼”に応えるべきと思っています。
その負荷試験ですが、開院してみると自分の身体がひとつしかないため、ひとりでは困難です。看護スタッフの協力なしにはできません。私は負荷試験の時には約15分おきに異常がないか診察を行いますが、合間に他の患者さんの診療を進めています。途中で気になる症状があれば、診察中でも私を呼ぶようにお願いしています。
新潟県ではトップクラスに専門的にやっていても、日本の第一人者の先生方はもっとはるかにご経験があり、ノウハウも持っていらっしゃいます。以前は食物アレルギーは地味な領域だったように思いますが、最近は最も注目されている分野だと思います。学会に行く度に新たな情報に出会えます。当院がスタッフも含めて、もっと患者さんのために技術を磨いて、より安全に、より新しく効率のいい負荷試験を行いたいと思っていました。
実は、2月2日(土)に東京で「食物アレルギー研究会」が開催されます。私は以前から参加したいと思っていましたが、今年は土曜のために医院の診療と重なってしまいます。看護スタッフに「食物アレルギーの研究会があるんだけど、どう?」って(ダメ元で)誘ってみたら、ちょっと驚いたことに全員が「参加して、勉強したい」と言ってくれました。スタッフも向上心を持っているようですし、現在の最新の食物アレルギーの情報を共有できるのは、私にとっても願ってもないチャンスです。日本の第一人者の先生方のお話を伺うことで、新潟の地で先端の医療を提供させて頂いているという自負を持つことができるのではないかと思っています。かかりつけの患者さんには申し訳ありませんが、2月2日は臨時休診とさせて下さい。その代わり、当院のスタッフが一丸となって今後小児アレルギー医療に取り組めると考えています。どうぞ宜しくお願い申し上げます。


