最近は「食物負荷試験をして下さい」という患者さんが多いです。私がホームページや診療中に2月になったら、インフルエンザをもらうといけないから一旦中止します、と宣言したからだと思います。いわゆる“駆け込み需要”ってやつですね。
でも、就学前のお子さんは2月中に学校側に食物アレルギーの申請をしないといけないようです。それを考えると県内では負荷試験をやっている小児科医はほとんどいないので、私がやらないといけないのかなとも思います。感染に気をつけて負荷することを納得して頂ければ、やってもいいのかなと迷いが生じてきました…。
先日も遠方から負荷に来て下さった患者さんがいらっしゃいました。4歳になって、初めての口にする卵製品。確かに血液検査で卵白の値は高いですが、4年の“完全除去”はご家族も心の休まる間もなかったであろうと、お察しいたします。お母さんは“卵殻カルシウム”も除去されていたそうです。誰からも教えてもらうこともなく、情報があまりにも不足しており、「負荷試験」という検査の存在も知らず、本当にお気の毒だったと思います。負荷が成功したときの安堵したお母さんの表情が印象的でした。でも往復200キロ分の価値はあったかどうかちょっと心配(汗)。
別のお子さんに卵焼きを負荷してみました。ところが口に入れても食べたがらず、接触したあごの部分に蕁麻疹が出てしまいました。湿疹は更に広がることなく、自然に消えました。このケースは本人が違和感を覚えたために食べなかったのだと思います。ちょっとかわいそうなことをしましたが、これで卵焼きが不可能なのは一目瞭然です。お母さんは卵料理を与えようとは思わないはずです。時々預けるおばあちゃんなどにも「この子は卵料理が口についただけでも具合が悪くなる」とハッキリ言えるので、不用意なアレルギー症状を起こさずに済みます。これが負荷試験の最大のメリットです。
どうです、負荷試験をやりたくなってしまいましたか?。シロクロ付けられますよ。プロがやれば、強いアレルギー症状を起こすことはまずないと思います。是非ともやって欲しいという方は、ご相談下さい。


