小児科 すこやかアレルギークリニック

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勉強会の“目玉”
2008年03月03日 更新

22日の勉強会で、恩師の書かれた本に基づいて「食物アレルギー」のお話をさせて頂こうとお知らせしました。130ページの内容盛りだくさんの本ですので、2~3回のシリーズものとして、内容にほぼ忠実に話を進めさせて頂こうと思っています。

食物アレルギーの現状をお話しますと、たいていの食物アレルギーは放っておけば治る可能性が高いです。しかし一部にはアナフィラキシーという重い症状を繰り返し、なかなか解除できない子供たちもいます。こういった少数の重症患者さんをバックアップする体制ができていないのです。また、残念ながらこれは一般的に行われているのですが、血液検査のみで判断され、必要以上に多くの品目、必要以上に長く除去を指示されているケースが少なくありません。本来なら家族や友達と同じものを食べさせてあげたいのに、“我慢”を強いられているケースに遭遇すると悲しくなってしまいます。

私の文章を時々読んで下さっている方ならご存知でしょうが、「食物負荷試験」をやって、「必要最小限の除去」に抑えるのが正しいやり方です。最近では厳格に除去していると、なおさら治りにくくなることが明らかになってきました。これまでの「除去」一辺倒から、時代は急速に「負荷」へと対応が変わってきているのに、“昔”のままなのです。食物アレルギーの専門医は全国的にも少ないのですが、新潟県や東北、北海道は、敢えて書かせて頂きますが、トップクラスに“恵まれていない”状況です。食物アレルギーの話になると、いつもつい熱くなってしまいます。県内の食物アレルギー医療をよくするために努力はいとわないつもりです。

えっと、そういえば勉強会の話をしていたんでした(汗)。今月の勉強会では私がペラペラ話すだけでは面白くないので、今回は、恩師の書いている本には、主要アレルゲンを除去した「レシピ」が載っているのですが、それを患者さんのお母さんに作って持ってきて頂き、作り方を簡単に紹介して頂こうと思っています。

「負荷試験」が大事だと書きましたが、すごく重症な場合は、しばらくは「除去」を続けなければなりません。「子供さんが食品と“ケンカ”しているので、冷却期間をおいて“仲直り”するのを待つ」しかない訳です。以前、重症食物アレルギーの患者さんの母が、同じ境遇のお母さんと出会い、頑張れるようになったと書きました。お母さん方が情報を共有し、「除去」を楽しむようになってくれればいいなと思い、今回の勉強会の目玉にしようと思った次第です。中には雪で来たくても来れないという方もいらっしゃるようですが、少し暖かくなってきました。今回も大勢の方にご参加頂きたいと思っております。宜しくお願い致します。