小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

続けていきます
2008年03月20日 更新

近年は小児科医不足で、勤務医の先生方が過重労働を強いられていることは広く知られていると思います。でも開業医は開業医で、受診される患者さんにひとりひとり確実に対応していくのも、決して楽な仕事ではありません。ある意味、“肉体労働”だと思うんです。当院も、特に最近は患者さんがとても多く、一日の仕事が終わる頃には疲労困憊です。

当院は、月に一度の「勉強会」を行っています。これは開院前から、ぜんそくやアトピー、食物アレルギーというすぐには治らない慢性的な病気にかかってしまったお子さんをお持ちの親御さんと「共に学び、力を合わせて克服していこう」と思い、是非とも続けたいと思っていた試みです。病気の説明のパンフレットを渡している医院もあるかもしれませんが、水ぼうそうやインフルエンザなら事足りるのでしょうが、“アレルギー”に関してはそれだけでは充分とは言えないと思うのです。私の場合、こだわって学んで来ましたので外来で20~30分かけて説明しても、それでも足りないと思ってしまいます。となると、お子さんの病気についてより詳しく知りたいと希望される親御さんには「勉強会」がどうしても必要になると考えています。多分、新潟県でこれだけの“頻度”と“内容”でやっている施設はないと思っていますので、続けてこそ意味があると思っています。

外来が忙しくなるにつれて、勉強会の準備をする時間がなかなか取れなくなってきます。22日に勉強会があるのですが、今回は本当に時間不足で、今日が休みでよかったとつくづく思っています(汗)。大して勉強もせず同じ話ばかりしているうちに、医学が進歩して「最新」の知識をお話ししているつもりが「時代遅れ」の話しかできなくなっていたのでは、患者さんに申し訳がなく、そんな自分にも腹が立ってしまいます。

2月にあった食物アレルギー研究会の中で、「開業した時点での知識で食物アレルギーを診ている先生もいる」という話がありました。十数年前でしょうか、アレルギー検査で「陽性」なものは除去するという考え方(厳格除去療法)が流行った時代がありました。今は「食物負荷試験」を行い、必要最小限の除去を行う方法が推奨されています。アレルギー検査は“絶対”的なものから“参考”にするものに考え方が変わってきたのです。何でも除去という治療を薦められたら、患者さんは堪ったものではありません。成長期のお子さんに必要のない除去は極力避けなければなりません。

春分の日の今日も朝から勉強会の準備に医院に行きました。今回の勉強会は、福岡の恩師の先生の出された本を元に、本の中の図や表をお示ししながら分かりやすく、解説させて頂くつもりです。私にとってもこれまで講義や講演に使ってきた数百枚のスライドを使わずに、今回全て一から作り直すので、時間はたっぷりかかります(涙)。でも、今後も毎回全く同じ話をするつもりはサラサラなく、自分が読んできた医学書の新しい情報を、ご提供できるように努力したいと思っています。

よりよい医療を求めて、患者さんのため、自分の生き甲斐のためにも「勉強会」は続けていきたいと思っています。私がこだわっているのは、小児ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーですが、何かご希望の分野がありましたら、医院宛にメールを頂ければ対応させて頂こうと思っております。