小児科 すこやかアレルギークリニック

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2008年03月26日 更新

私の診ている重症アトピー性皮膚炎の赤ちゃんが、ぜんそく発作を起こし地元の総合病院に入院した時のことです。

小児科の先生は、その子がとても重症アトピーだったことをご存知でしたが、入院時にその子の皮膚が改善していることに気付き、「どこで、どんな治療をしているのか」と興味を持たれたそうです。結局、その先生はおくすり手帳を「コピーさせて下さい」と言われたということです。

そりゃ新潟県では数少ない、アレルギーの専門施設で研修してきた小児科医として、アレルギーの重症患者さんであっても症状を改善させるのが私の“仕事”です。同業者の先生に参考にして頂くのは構いませんし、昨日もそうでしたが、電話やメールを下されば、治療の相談にも乗りたいと思います。

重症アトピーの赤ちゃんの場合ですと、治療は“塗り薬”だけではありません。離乳食のことや、母乳栄養の場合の母の食事内容について、悪化要因など日頃の注意点など様々なことをお話ししています。一方薬に関しても、現在は「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」に軟膏治療はステロイドを中心に使用する旨が記載されています。しかし、ステロイドに否定的な親御さんもいらっしゃいます。ですから私は、お母さんの背中を一押ししてあげるためにも「こういう風にステロイドを使えば、副作用は出ません!」とキッパリ言うようにしています。薬に対する不安感を払拭するのも“治療”の一環だと思うのです。ですから仮に同じ薬を出しても、治療結果まで同じにはならないと思っています。嫌な言い方かもしれませんが、アレルギーに関してはそれが私のこだわりでもあり、プライドでもあります。以前も書きましたが、1か月程度治療しても改善が思わしくなければ、専門医に紹介するのが望ましいとされています。

ぜんそくに関しても、抗アレルギー薬や吸入ステロイドの使用法も、ぜんそくの患者さんがどれくらいの重症度で、どれくらいの期間使うかについても判断が難しいケースも少なくありません。特に年長になってくると「呼吸機能検査」により気管支がどれくらい傷んでいるかを客観的に評価して、どう治療するかが大切になってきます。呼吸機能検査は医院クラスでもできる簡易な検査なのですが、ぜんそく患者さんのほとんどがやったことがないと答えています。この検査はぜんそくが治りづらいことを表すとても重要な検査です。成長とともに発作の減らないお子さんは、より専門的な判断が必要になってきます。アトピーでもぜんそくでも、なかなか症状の落ち着かないような難しいケースは、アレルギー専門医に紹介して頂くのがいいと思います。

今はまだ春休みで、小学生のお子さんは受診しやすい状況だと思います。お子さんのアレルギーで不安を抱えていらっしゃるようでしたら、ご相談下さい。最近は混雑しており、待ち時間はやや長いかもしれませんが、困っている患者さんへの説明に時間は惜しみません。全力で対応させて頂きたいと思っています。