今日までが年度末ということで、当院だけではないのでしょうが、ある特定の患者さんから「希望」が相次ぎました。
それは、6歳就学前までは「子ども医療費助成制度」により医療費が安く済むので、年度末に当たり駆け込み需要といいますか「なるべく薬を多めに出して下さい」という“お願い”が多かったです。
私の場合、ぜんそくもアトピーも初診時から基本は“7日”処方しています。おくすり手帳をみると他の先生は3~4日くらいのようです。当院は待ち時間が長いので長めに処方しているし、市外からの受診も多いので、そんなにマメに来られるのも大変だろうという配慮もあります。そもそも二百人を超える患者さんに対応するなんて、当院のやり方では無理だし、経営的に有利であっても、私の生き方に適合しません。
これは当然、継続的治療が必要と判断される患者さんに限りますが、症状が落ち着くまでは1~2回は1週間毎にきて頂き、落ち着いてくれば“1か月間”の処方をしています。重症の場合だと、症状が安定するまでに時間が少しかかることもありますが、なるべく早く安定させるのが腕の見せ所です。落ち着けば、患者さんが薬を持っている1ヶ月間は、発熱などがなければ症状が急変することはないだろうという判断のもと、処方しています。
アトピーは病気が目に見えるので、あまり勝手に治療を中止することはないと思いますが、ぜんそくの場合は軽い発作くらいだと我慢してしまい、患者さんの判断で治療を中断してしまうケースもあります。こうやって「気道過敏性」が増悪してしまうので、いかに治療が必要で、キチンと通院治療するかを理解して頂かないといけません。また治療が必要ないと判断されても、専門的に診て、しっかり治療しなければならない場合もあります。たまたま発作を起こしたと思われるケースでも、明らかに発作を起こしやすい状況が認められれば、治療をして経過をみなければなりません。その辺は誰よりもこだわってご説明しているつもりです。継続的治療を納得して頂き、私との間に信頼関係ができ上がれば、“1か月”処方しています。
先の“お願い”に関して、ほぼ全員に対して希望に応えました。ちゃんと通院して頂けると思いますし、入ったばかりの小学校をなるべく早上がりしなくて済むようにするためです。
一般的に園児よりも、小学生の方がかなり発作を起こしにくくなります。ということは、点滴を必要とするくらいの発作はまず起こしません。起こすようでは、慎重な対応が必要かと思います。小学校に入っても調子の悪い方は、ご相談下さい。


