小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

気持ちは伝わる
2008年04月11日 更新

少し前に、県外の患者さんが何百キロも離れた当院を受診希望されていることをお話しさせて頂きました。

来週に受診の予約が入っておりましたので、少しでも事前に情報を収集しようと、何度かメールのやり取りをさせて頂きました。食物アレルギーは診察しなくても、専門的な知識を持っていれば、いくつかの必要な情報さえ手に入れば、だいたい把握できます。

「食物アレルギー」は小児科の先生にとって「ブラックボックス」のようなものだと思っています。言い換えると「とらえどころのないもの」っと言ってもいいかもしれません。アレルギー検査は低ければ“食べられる可能性が高い”、高ければ“食べられない可能性が高い”、中途半端な1~3くらいの数字だと“どっちつかず”です。皮膚テストはやっていないし、食物負荷試験もやったことがないし、アナフィラキシーなんて起こしてもらったら困る、こう思われている先生たちは多いかもしれません。福岡に勉強に行く前までの私自身がそんな感じでした。

当院が力を入れている食物負荷試験は、「新潟県にもプロ並みの食物アレルギー医療を」というこだわりの気持ちで行っています。恩師の先生の食物アレルギーに取り組む真摯な気持ちを、新潟県に“輸入”したかったし、「子供たちに少しでも必要な栄養を食べさせたい」、ただそれだけです。そのまっすぐな気持ちをホームページに表現し、そのポリシーをアレルギーでお困りの親御さんに少しでも伝えたい、伝わって欲しいと願っています。そういう意味で今回は、当初の目標は達成できているのかもしれません。

県外からの受診希望の話を伺った時、とても光栄に思いました。でもそれだけ期待して受診される訳ですから、低レベルなことはできません。しかも、なにせ距離が遠いので“二度手間”も許されません。頂いたメールには「子供を何とかして欲しい」という切実なお気持ちが溢れていました。それを読んで「どげんかせんといかん」、私はそんな気持ちです。本来の医療は、患者さんの「信頼」に対し、「誠意」と「技術」で応えるものと考えています。

距離的に日帰りは難しいので、受診は結局夏休みになりました。これまでの経過やアレルギー検査の値などいろいろ情報を教えて頂き、万全な状態で「初顔合わせ」に備えたいと思っています。