春になって、インフルエンザもみなくなってきましたので食物負荷試験に来て下さる患者さんが増えてきました。上越市内や長岡からも受診があります。
食物負荷試験は、沢山やっているとアレルギー検査の値が6点満点中3点くらいでも、大丈夫そうかどうか分かるようになります。たいていの小児科医が「まだダメ」という値だと思いますが、食べられてしまうのです。私はこの「事実」を食物アレルギーで困っている患者さんのために伝えたいと思っています。
言われた通り除去を続けるのは、医師でなく患者です。ちょっと出掛けても安心して外食もできないのも患者さんなのです。無駄に除去を続けるのは、子供や親御さんのためになりません。新潟県では負荷試験をやっている施設はほとんどありません。シロクロをつけますので、是非ご相談頂きたいと思っています。
当院のかかりつけの患者さんは、ちゃんと理解して下さり、負荷試験をして客観的な事実のもと、必要最低限の除去をおこなっているつもりです。食物アレルギーでお困りの患者さんはとても多いのに、当院を受診するか、ホームページを読んで頂かなければ、この「事実」を伝えられないので、とても歯がゆく思っています。
今週末は、当院で行っている月に一度の院内勉強会です。ぜんそくやアトピーでお困りの患者さんはかなり来て下さるようになりましたが、その割合からすると食物アレルギーの患者さんはまだ多くないと思っています。となると、勉強会で食物アレルギーに力を入れざるを得ないのです。
今回も、福岡の恩師の先生の書かれた食物アレルギーの本の後半部分の解説を行いたいと思います。この本は食物アレルギーで困っている患者さんの立場も考えて書かれた名著だと思っています。食物アレルギーに関係する本は人一倍読んでいますが、分かりやすさやかゆいところに手が届くような配慮された内容は他には見当たりません。実際、私の診ている重症食物アレルギーの患者さんも口を揃えてそう言って下さいます。
気候もよくなってきました。当院の勉強会に足を運んで頂き、この機会に親御さんはもとより、医師の間でも誤解の多い食物アレルギーについて学んで、お子さんに役立てて頂きたいと思っています。
PS:勉強会の後に、アレルギー対応食の試食会もやります。食物アレルギーで困っているのは、自分だけではないと元気が出ると思いますよ。


