小児科 すこやかアレルギークリニック

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技術を磨く
2008年05月04日 更新

私は、アレルギー専門医の資格も持っていますが、小児科の専門医でもあります。

小児科一筋で16年以上の経験があります。アレルギー以外でも感染症や他の疾患の診療も行っており、これまでの経験からそれなりに対応もできると思います。ただ正直言って、他の小児科の先生に比べて、やっていることは大差のないことだと思います。それは、特に小児科の主体の感染症はウィルス感染が多く、根本的な治療がある訳ではなく、自然治癒力の補助をする治療が主体になっているからです。

一方、アレルギーも確かに薬によって治癒まで持っていけるかどうかは、分かりません。ただし、症状を抑えて安定させれば治る可能性は高くなると言えるでしょう。それが唯一の方法と言っていいと考えています。そのためには、昨日も書いたように軽症も含め、的確に診断できなければなりません。

診断ができれば、重症度にあった副作用を出さないような治療法を選び、どのように治療していくか考えないといけません。症状が落ち着かなかった場合は、見落としがないか、どの薬を追加すればいいのかなどを検討します。最近は、新しい治療薬も発売され、その薬を使うメリットがあるのか、それともこれまでの治療を優先するのかなど、選択肢が増えた分、最新の治療法を勉強していないといけません。旧態依然とした治療をしていては、当院の名が廃ると思っています。

以前、医療系のテレビ番組を観ていたら、司会の芸能人がアレルギーの病気を持っていて、こんな治療をしてもらっていると、ゲストの専門医に告げたら「それは10年前の治療法です」と言われていました。「たまたまでしょ」と思われるかもしれませんが、身近でもこういったことはない訳ではないのです。

技術を磨こうと日々努力している医者と、そうではない医者の間では、当然実力の差が出ます。症状が良くならなければ、「セカンドオピニオン」といかないまでも、別の医師に診てもらことも考えてもいいと思っています。これだけ医学が進み、細分化すると、ひとりの医師がすべての病気に対して最新レベルの治療をできることが不可能であることを理解して頂けると思います。

私はアレルギー医療に力を入れていますが、この分野で有名でも何でもありません。だからこそ、勉強しなければならないと思うし、腕を磨かなければならないと思うのです。ただ日本の第一人者の先生方と同じ方向性で治療していることは胸を張って言えます。

医師でも学会にあまり行かない先生もいらっしゃるかもしれませんが、やはり学会で日本のトップレベルの先生から話を伺うことは有意義ですし、新しい治療薬の使い方、効果なども話題に上ります。自分のスキルアップには最適でしょう。医学書を読めば学会に出なくてもいいかと言われれば、決してそんな甘いものではありません。

ということで、5月31日の土曜日は小児アレルギー関係の学会がありますので、休診にさせて下さい。今回は学会発表は間に合わなかったので、話を聞きにいくだけですが、最新の知識を持って帰ってきますので、ご理解の程宜しくお願い致します。