小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

患者さん中心に
2008年05月11日 更新

最近は患者さんが多く、自分の時間がなかなか取れません。

「時間」は作るものだと、お叱りを受けそうですが、小児科とアレルギークリニックとしての今後永きにわたり責務を果たすためには、体力作りをしたりしなければならないと思っています。

ニュースも、近頃は新聞は読まず、ネットニュースで得ることが多いです。最近、気になった話題は「刑事責任追及に違和感」というものでした。電車の事故は人為的ミスだが、医療における事故は性質が違うだろうというものでした。

確かに、医師はミスをしようと思ってミスを起こす訳ではないし、中には本当に難しいケースで、一か八かに賭けて手術をして、医師が最善を尽くしても、術後に悪い方に転ぶこともあることでしょう。どうしようもない状況もあるのです。それさえも刑事責任を問われたら、医者は萎縮して、成り手がいなくなり、医療が崩壊してしまうと書いてありました。ある意味では、その通りだと思います。お産のできる病院が減っているのも、こういうことが原因と認識しています。

しかし、刑事責任を負わざるを得ない場合もあると思います。それは医者が確かな技術を持っていないのに、手術に踏み切りミスをしてしまった場合などです。東京慈恵会医大青戸病院の腹腔鏡手術による医療ミスで男性を死亡に至らせてしまったケースは記憶に新しいと思います。この件は、その道の本当のプロがやっていれば無事に成功していたはずと思います。

別に責任を問われないためという訳ではないのですが、結局のところ、医師は日頃から勉強をして、技術を磨いていないといけないと思うのです。私も肝に銘じて頑張らないといけないと思っています。特にアレルギーに関しては、学会にも積極的に参加して日本の第一人者の先生方の治療法に沿って治療しているつもりです。当院は、地元や市外から患者さんが受診して下さいます。これまでの治療を目にすると、様々な治療をされていることが分かります。日本アレルギー学会がアレルギー疾患の治療の画一化を狙って「ガイドライン」を普及させようとしても、独自の治療法を選ばれている場合も少なくありません。

医師と患者さんでは、相対的に患者さんの立場が弱いと言わざるを得ず、冒頭に述べた刑事責任の話もそうですが、自分の受けている治療が新しいか、ベストかどうかも分かりにくいことがあります。外科系の場合は手術後に具合が悪くなれば、ミスの可能性もあるでしょうが、小児科も含め内科系の場合は、そういう点では分かりづらいと思うのです。

日本にも「セカンドオピニオン」というもう一人の専門医に治療方針を確かめるやり方が普及すれば、いいと思っています。また現状では診療時間も短めで聞きたいことも聞けないケースも少なくないようで、外来でここぞとばかりに質問攻めにあうこともあります。偉そうなことを言うつもりはないですが、日本の医療は患者さんを中心に据えてもう少し成熟しなければならないと考えています。