なかなかテレビドラマも観る時間はないのですが、昨夜、休日夜間診療の仕事から帰ってきてテレビをつけたら話題の「ごくせん」をやっていたので、後半部分を観ました。
豆腐屋の息子がその日の主人公だったのですが、好き勝手やってきた息子に父親の店でせっせと働く姿をみせて、仲間由紀恵さんがこう言いました。「仕事ってのは自分のためにやるんじゃない。お客さんのためにやるものなんだ。」いい言葉だなと思いました。
別のドラマで、エステの会社の社長が、ある店の店長に向かって、「どんどん経営を効率よくして、稼ぎを上げよう。」と持ちかけたら、店長が「お客さんの信用を落としてまで、お金を稼ごうとは思いません。」と毅然とした態度で答えたのも、心に響きました。
「経営者」としては一年生ですが、実際に自分がそんな立場になってしまうと、こんな以前は聞き流していたようなセリフが気になっちゃうんですよね(笑)。
私も100%慈善で仕事をやっている訳ではありません。そうでないと生活していけません。ただ営利目的かと言われると、一般企業とは違うのだと思います。特にアレルギーの症状で悩まされて、どの医院で治療してもよくならずに困り果てて、当院に期待を込めて受診されると分かると、その後の患者さんに多少待ってもらってでも、自分の知識を総動員して何とか良くしたいと思います。
次回受診された時に「お陰さまで良くなりました」と言われると、自分のことのように嬉しくなってしまいます。特にアトピーの場合は、軟膏の作用と副作用、塗り方も丁寧に説明しておりますので、ちゃんと理解してキチンと対応して下さるから、かなりの改善が得られるのです。時間をかけて説明してよかったといつも思います。
混んでいて、一人当たりの診察時間をかけたくてもかけれらない医院もあるのかもしれませんが、当院では私自身が昼休みが取れないこともあるし、診療時間内に終わらないことも少なくありません。特にゴールデンウィーク前後の非常に混雑した状況でも初診や必要と思われる方には時間をかけていたため、診察終了が20時過ぎになっていました。私の場合は信頼に応える、責任を持った診療をするには、患者さんが多い場合では診察時間を延ばすしかないのです。
さすがに、こんなに遅いことは滅多にあることではないのですが、困っている患者さん程、当院に通い続けて下さることを考えると、患者さんに時間をかけて診療するスタイルもニーズがあるのだと考えています。
最近は小児科の医院らしく、感染症以外(体重増加不良や夜尿症、低身長など)の相談も増えてきました。アレルギーだけではないことを、上越の方々に示さなくてはなりません。これからも、一人一人に分かりやすい医療を心掛けていきたいと思っています。


