小児科 すこやかアレルギークリニック

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川の流れ
2008年06月08日 更新

日曜日、散髪に床屋に行ってきました。以前も話題に上げた、効率を追求したチェーン店の床屋さんです。

いつもは混雑を避けて行っていたのですが、今日は久々に待たされました。待っている間、店内をみていると店内に経営方針が書かれて、壁に飾られていました。

「成功する店」と題された文は以下のように書かれていました。「川の流れは美しい。店も流れるように仕事をしなければならない。川は流れが止まってしまうと氾濫してしまう。流れは大きな岩をも動かす。」という内容でした。

読めばお分かりの通り、効率よく仕事をしないと、仕事が滞ってしまう。スムーズに頑張ると、多くのお客さんの対応ができる(大きな仕事ができる)という意味でしょう。以前は全く気にならなかったのに、最近は一経営者としてこんなことが気になってしまうんですね(笑)。

自分の仕事に当てはめてみると、残念ながら当てはまらないと思うのです。みな軽い風邪ならいいのかもしれませんが、小児科は放っておいても治るような病気から慢性で時間のかかる病気、病初期の軽い症状からこじれてしまった重い症状という違いもありますし、ご家族の希望の差といいますか、薬をもらえればいいという親御さんからとにかく心配性で十分に説明してもらえないと納得のいかない方もいらっしゃるでしょう。「アレルギー」なら尚更です。経過が長く、各人各様の対応が求められると思うからです。ただし、患者さんが多ければ時間は限られますので、なるべくは“無駄”を省く努力は必要でしょう。

かかりつけ医にアトピーの赤ちゃんの食事について、皮膚について相談をしようとすると急に嫌な顔をされたり、忙しそうで聞ける雰囲気ではなかったとおっしゃる患者さんもいます。私の専門分野であることもあるのですが、その辺も説明すると「こんなに話を聞いてもらえるんですね」とか「時間を取らせてすみません」なんて言われることが多いのです。そう言われると必ず「いえいえ、これが仕事ですから」とお応えしています。

アレルギーでお困りの患者さんが当院を受診され、毎回20~30分くらい説明するのですが、特にアトピーの場合は診断、食事指導、アレルギー検査の解釈、スキンケア、石鹸使用の是非などを指していると思うのですが、「今までの指導と全然違う。もっと早く来れば良かった…。」と言われることが多いです。

川の流れが停滞しても、困っている患者さんの一助になればそれでも構わない、それが当院のスタンスです。夏休みは遠方からの患者さんも増えると予想しています。待ち時間でご迷惑をお掛けするかもしれませんが、今後も主義主張のある方針でやっていきたいと考えています。