今週の土曜は院内勉強会があります。子供のぜんそくと点滴についてお話ししようと思っています。
アレルギー専門医がキチンと診断して適切に対応すれば、息苦しくもならないし、お子さんの嫌がる点滴をしなくて済むようになるのです。
親御さんは、小児科医ならば子供の病気のすべてを診られると思っていらっしゃると思います。重症な心臓病や体重700gの未熟児、腎不全の患者さんは、それぞれの専門医でなければ対応は難しいです。命に関わりますので、これらの分野に関しては“素人”の私のような小児科医が診るべきでなく、専門医に任せた方がいいと思います。私も医学的な知識はあっても、より専門的な知識と技術が必要とされるのです。
ここで「アレルギー」について考えてみたいと思います。アレルギーはどんな小児科医でも診ているのですが、重症な患者さんは一般小児科医が診れるかと言えば「No」です。重症アトピーや食物アレルギーは専門的知識がないと対応できないし、ぜんそくも発作を繰り返すのは仕方ないとお思いかもしれませんが、管理が不十分なことが多いのです。ですから他の分野と同様に良くならない場合は、アレルギーの専門医に任せるべきなのです。
繰り返しになりますが、ぜんそく発作で入退院を繰り返している子は、プロが診るべきです。点滴を繰り返し行っている子も同様です。発作を起こして、一般小児科に点滴に通って症状が改善すれば「よかった」と思われるでしょうが、そう考えていらっしゃるのでしたら、ちょっと待って下さい。
点滴を繰り返している子は、発作を起こしやすいから点滴をする必要が出てくるのです。一部の極めて重症例を除けば、点滴を繰り返すようなら、大抵の場合は予防的治療が足りないことを表していると思います。だからこそ、また発作を起こしてしまい、点滴をしないといけなくなるのです。当院で診ている患者さんは発作を起こさないので、点滴の必要すらないのです。ハッキリいいましょう。予防的治療をしていない場合、もしくは治療不足の場合に点滴をしてもらうことは、何の解決にもなっていないのです。また発作を起こしてしまうからです。
点滴を繰り返している患者さんはプロが治療すれば、点滴はほとんどしなくて済むようになります。発作もほとんど起こさないようになり、日常生活の制限がほとんどなくなります。プロとそうでない場合は、それくらいの差があることをご理解頂きたいと思っています。
17日が開院日の川田先生の医院も、ぜんそく治療に自信を持っているせいだと思いますが、院内の点滴スペースは2人だけです。私も春から現在に掛けてのこの寒暖の差のある季節で、点滴を要した患者さんの数は「0」です。プロ程、ぜんそくの点滴をしないと言っても過言ではないと思います。
お子さんがゼーゼーいいやすく、医療機関に点滴に通っている方はご相談下さい。これまでもそうしてきましたし、点滴をしない状態にもっていきたいと思っています。
土曜の勉強会はこういった親御さんに是非とも聞いて頂きたいと思っています。


