食物アレルギーは、0歳児が最多で年齢が長ずるにつれて減少していきます。
小学生になると頻度はかなり少なくなってきますが、幼稚園や保育園ではまだまだ少なくないと思います。最近は、働くお母さんが増えてきたこともあり、1歳や2歳のお子さんを園に預けるケースもあるでしょう。ということは、小学校の先生よりは、園の先生方の方が食物アレルギーのことを理解していなければならないと思うのです。
園内で当たり前のように食べている給食で、アナフィラキシーショックという事故が起きるかもしれないのです。不注意で、預かっている園児を危険な目に遭わせてしまうこともあるのです。特に園関係者の方々は食物アレルギーについて、正しい認識が必要です。
少なくとも、これまでにどんな食品を食べて、どんな症状が出たのかを知っておくべきです。食べたことがないから大丈夫なんてことは言えないのですが、例えば「○○君は卵で身体中に蕁麻疹が出たことがあるから、注意が必要だ」という気持ちは重要だと思います。これまで何らかのアレルギー症状を起こしているのでしたら、また起こす可能性が高いのです。
それと人間のやることですから、ミスはつきものです。主治医から言われている誤食時の対応も確認しておくべきでしょう。抗ヒスタミン剤をもらっておくといいし、最近は最重症のケースに限りますが「エピペン」というショック時の改善薬があります。
園児の健康を守る役目の医師を「園医」といいます。近隣の開業医の先生が園医をされていることが多いと思います。小児科の開業医が増えてきたとはいえ、まだまだ内科の先生が園医をされているケースは多いと思っています。
食物アレルギーは普段は小児科で扱うことが多いのですが、一昨日も書いたように、小児科医の間でも知識や技術の差は小さくはありません。大人の食物アレルギーの絶対数はさほど多くないので、内科医で詳しい先生はほとんどいらっしゃらないのが現状だと思います。
少子化とはいえ、どの幼稚園や保育園でも食物アレルギーの対策で、お困りの点が1つや2つはあるものと思っています。園医の先生に頼ろうとしても、専門的な知識が必要な場合も多く、対応が難しいケースもあると思います。
園関係者の方々が、食物アレルギーについて情報を求めていらっしゃるのでしたら、私は努力を惜しみません。お気軽にご相談ください。


