小児科 すこやかアレルギークリニック

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とうとう実現
2008年08月26日 更新

先週の土曜は、院内勉強会でした。アトピー性皮膚炎の適切な軟膏の塗る量について患者さん達に学んで頂きました。

終了後、ある方達と会う約束がありました。それは先月受診された重症食物アレルギーで、アナフィラキシーショックを起こした小学生の通う学校の先生方と、アレルギーの対応について話し合いを持つためです。

そのお子さんが受診された際に親御さんに、「学校で一歩間違って強いアレルギー症状を起こしてもらったら困りますし、学校の先生方と共通の認識でいたいので話し合いの機会を作って下さい」とお願いしていました。学校の先生も、小児科医と直接こういう話し合いを持つことは普通はないと思うので、渡りに船という感じで応じて下さり、日程調整を行った結果、それが23日に実現したのです。

校長先生、担任の先生、学年主任の先生、養護教諭の先生、給食の担当の方の5人も来院して下さいました。150キロ以上も離れており、しかもお忙しい中をお集まり頂き、とても恐縮でした。先生方の一生懸命さが伝わりましたし、患者さんと親御さんはとても幸せだと思いました。

私は一生懸命な人が大好きです。今日も県庁所在地からアトピーと食物アレルギーの患者さんが来られました。お子さんの症状が安定せずに、お母さんはもがき苦しんでおられましたので、50分くらい話し込んでしまいました。「小児科・アレルギー科」の先生よりはこだわっているし、専門的な知識を持っているつもりです。そういう方々には、知識をフルに発揮し、誠実に対応しようと思っています。

挨拶を済ませて、早速話し合いが始まりました。学校には、他にも食物アレルギーのお子さんがいるようですが、食物アレルギーの基礎知識を確認しておこうと、食物アレルギーの症状やどんなアレルゲンが治りやすく、治りにくいのか、重症度などを説明致しました。そして本題です。アナフィラキシーショックの対応についてです。

「アナフィラキシーショック」は、命を落としかねないアレルギーでは最重症な状態です。この患者さんは、またアレルゲンを食べてしまうと、また起こし得るのです。周囲の大人がそれを阻止し、万が一そうなれば、機敏にベストな対処をしなければなりません。学校の先生方もそれが一番知りたいところだと思います。まだ学校関係者の方は使えませんが「エピペン」というショック改善薬の使う状況、使い方も説明しました。そこまで至らない場合の、他の薬の使い方もお話ししました。

いろいろ質問も出ましたので、ひとつひとつお答えしました。土曜日の診療が終わった後だったので、気兼ねなく精一杯話ができたと思っています。合計で1時間半くらいお話しできたでしょうか?。先生方もそれなりの収穫が得られたのではないかと思っています。帰り際に、聞き逃したこともあるでしょうから、メールでもいいのでいつでも問い合わせて下さいとお話ししました。

別の食物依存性運動誘発アナフィラキシーのお子さんのお母さんにも、学校側と話し合いができるようセッティングをお願いしました。私の関わる重篤な症状を起こしうるお子さんの園や学校と話し合いを持ちたいと思っています。

園や学校関係者の方々で、通園や通学しているお子さんのアレルギーでお困りの場合は、気軽に相談して下さい。一度でも重症な状態に陥ったことがある場合は、また起こし得ます。そうならないように、周囲の大人が努力しなければなりません。私の体が空いている限り、今回のような相談にも対応させて頂きたいと思っています。