4日に診療を休んで、「すこやか健康フェア」を行いました。昨日も書きましたが、何のノウハウも持たずに気合いで作り上げましたが、大勢の方に参加して頂き、大成功に終わったと思います。
講師の池本先生のお話は好評でしたし、私も沢山の参加者の皆さんの目の前で「食物負荷試験」をしなければ正しい判断はできないと強調することができました。園関係者の方々が多かったようなので、今後食物アレルギーの正しい知識が、各園の中で少しずつ浸透していくことを願っています。
翌5日は、上越地方の栄養士さんの集まりがありました。私と池本先生が講師として呼ばれ、食物アレルギーについて医師としてと栄養士としての講演を行いました。2日連続でしたので、正直言って疲れました(涙)。
持ち時間は30分ちょっとでしたが、食物アレルギーの基本から、最新情報までお話しできました。池本先生のお話も「すこやか健康フェア」の時とは話を変えて、栄養士さん向けの話でしたが、私も勉強になりました。
最後に質疑応答があったのですが、私にも池本先生にも多くの質問がありました。その中で、園にお勤めの栄養士さんが乳児の担当をされているのですが、園児が食事の時に食物アレルギーを起こさないか心配されていらっしゃったそうです。その先生は、いつでも当院に電話を掛けられるようにと、当院の電話番号を机のところに貼っているそうです。面識はないのですが、なぜか私をとても信用して下さっているようでした。その先生は私に会えて光栄ですともおっしゃっていました(汗)。
隣にいた池本先生に「先生の存在は、神がっているかのようですね」なんて冗談を言われてしまいました。そんなことはないのですが、当院には食物アレルギーの患者さんがとても多いです。急激に増えました。隣の市からも結構受診があります。「あそこに行けば、食べさせてもらえる」というウワサも広がってきているようです。
食物アレルギーの治療は、今のところアレルゲンの除去に尽きます。その除去の仕方としてそのアレルゲンを含む全ての食品を除去する「完全除去」とアレルゲンの濃いものを除去して薄いものを許可する「不完全除去」があります。食物アレルギーは、患者さんや医師の間でも誤解が多く、ほとんどのケースで「完全除去」をされています。しかし、よほど重症なお子さんを除き、「不完全除去」で充分です。
人間は“完全(除去)”を求められても、毎日毎日食事しないといけないので、“完全”を続けられないと思うのです。“完全”ではなく“不完全”で良いとする当院のやり方が地元で支持を頂いているのだと考えています。
当院の存在を知っている患者さんはまだまだ少ないと思っています。今月末にも食物アレルギーの講演を地元の園関係者の方々から依頼されています。食物アレルギーの基本や負荷試験をもっと知って頂けるよう、地道に努力していかなければならないと思っています。


