小児科 すこやかアレルギークリニック

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2008年10月28日 更新

29日の講演に向けて、準備をしています。

最初は、食物アレルギーの話をすればいいのかと思っていましたが、依頼の手紙をよく読むと題目は「こどものアレルギーについて」と書いてありました(汗)。あまりに範囲が広すぎて、持ち時間の1時間では到底無理です。

食物アレルギーでオーバーに除去を指示されているケースは結構多いので、これだけは何とかしたいと思っています。しかし、ぜんそくやアトピー性皮膚炎もお伝えしたいことが山ほどあります。ぜんそくやアトピー、食物アレルギーも普段から話す機会があり、各項目につき2時間くらいは平気で話せます。しかし、今回は3つの病気で1時間です。これまで使ってきた合計何百枚のスライドから取捨選択して、せめて50枚くらいに絞らなければなりません。

平日の夜は、診療が終わってくたびれていることもあり、その上時間もないので、なかなか準備が進みません。何とか頑張り、スライドの枚数をそれなりに絞り込むことはできました。

私自身はアレルギーで話をする機会は、他の小児科の先生よりは多いと思います。確かに話し慣れているはずですが、いつも反省材料が多く、「自分は話が下手なんだな」と思わない時はありません。話すのが上手くないのに、時間もない訳です(泣)。

今回は「ハート」優先で行くことにしました。あれもこれもと盛り沢山で話してしまうと、大事なポイントが薄まる可能性もあるし、時間内に終わらせなければと早口になったとしたら、聴く側の立場からすると結局「よく分からなかった」で終わってしまいます。

だったら、開き直って(?)これだけは最低限理解して欲しいというエッセンスを力説しようと思っています。

「食物アレルギー」については、検査は参考程度にすべきで、食物負荷試験で最終判断すべきこと、「アトピー性皮膚炎」は乳児湿疹と診断されていることが多く、素人でも分かる見分け方、ステロイドに関する誤解についても説明したいと思います。更に「ぜんそく」も“風邪”と混同されているケースが多く、一度聞いたら忘れられない咳の見極め方をお話しするつもりです。

もし「この人の話をまた聞きたいな」、「園の同僚にも聞いて欲しいな」と感じて頂けたら、次の講演の機会が生まれてくるかもしれず、また深く、じっくりとアレルギーについて理解して頂けると考えています。

アレルギーは、園関係者の間でも誤解が多いと言わざるを得ません。正しい知識を普及させるような活動は、アレルギー専門医の務めだと思いますし、とても大切だと思っています。当院は、こういう活動も地道にやっていくつもりです。