小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

モチベーション
2009年01月13日 更新

福岡から戻りました。

九州はさぞかし暖かいだろうとお思いかもしれませんが、小雪の舞う荒れた天候でした。でもこっちに帰ってきたら、新潟も一面真っ白で、出掛けた時の10日の状況とは打って変わっていました…。

今回の勉強会は、私が行っていた福岡の病院の同窓会のような感じの会なのですが、ハイレベルな小児アレルギー専門医の集団です。どの先生も新潟に連れてくれば、トップクラスの実力をお持ちだと思います。

そんな中で、私はまだぺーぺーだと思っています。ですから、勉強をさぼっていると置いてけぼりにされてしまいます。そんな先生方に食らいついていこうと、毎年参加させて頂いています。

「医療」は“経験”も大事ですが、“理論”ももっと大切です。以前も書いたことがあると思いますが、“経験”だけなら年配の先生が一番いい医療ができることになります。しかし、実際は決してそうではないと思います。アレルギーなら、アレルギーの基礎を理論的にしっかり押さえた上で、経験を積むのが一番だと思っています。

今回も、最新情報を学んできました。大人のぜんそく治療は吸入ステロイドが主流になっていますが、小児の場合は吸入ステロイドを使うのか、使わないのか、使う場合はどの吸入ステロイドを選択すべきか、吸入器を使うタイプなのか、使わないタイプなのか、使うのならどういう種類の吸入器がいいのか、などなどです。

アレルギー専門でない小児科の先生でも、重症な患者さんには吸入ステロイドを使うということが広まってきたように思いますが、専門医はもっと先を見ているのだと思います。通院しても良くならなかった患者さんが初めて受診された際に、「これまでの治療のここを変えれば良くなるだろう」という見当が付きやすいのです。

これまで他の施設で良くならなかったのに、当院で作戦を変えて治療して良くなることは珍しくありません。でも常に「この治療法がベストなのだろうか?」なんて考えています。副作用なども考慮に入れないといけません。やはり医者なんだから、患者さんにとってトータルでベストといえる医療を提供するよう努力しなければ“プロ”とはいえないと思っています。

小児ぜんそくの治療ひとつを取ってみても、明らかにこの1年で変わってきています。新しい情報を手に入れて、より良い医療を提供できるように準備することが私のモチベーションでもあると言えると思っています。