小児科 すこやかアレルギークリニック

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友達を連れていきます
2009年01月28日 更新

インフルエンザが流行してきて、外来が忙しくなってきました。これはどの小児科でもこの時期は共通で、猫の手も借りたいくらいだと思います。

そんな中で、先週末は長岡で小児アレルギーの関する講演をやってきました。また、10、11日は福岡で勉強会があったりと、なかなかまったりと過ごせる時間が取れません。今週末こそは休めるかと思いきや、月に1度の恒例の院内勉強会があります。

いつも同じ話ばかりしていると、患者さんにも自分にとっても何の勉強にもなりません。過去の勉強会では、毎回異なった内容で話しています。最新の情報を提供するのも当院の役目だと思っています。昨年の12月に小児ぜんそくの治療法が改正されたのに伴い、今月の勉強会は「小児気管支ぜんそく治療・管理ガイドライン2008」について解説したいと思っています。

「ガイドライン」とは、日本の第一人者の先生方が小児科医を対象に、最新の適切な治療法を教えてくれるものです。医師によっては、ぜんそくの診断や治療法が異なることがあるのも現実です。患者さんにしてみれば、信頼して受診しているのに効果の低い治療を受けたのでは、困ってしまいます。日本の小児ぜんそく医療の標準化を図り、ぜんそくのこどもが発作を繰り返さないような治療をできることを狙って作成されているのだと思います。

実際に、ガイドラインの普及に伴い、ぜんそく児の死亡率が低下していると聞いています。各小児科医がこのガイドラインに沿った治療を行えば、ぜんそく発作で入院したり、学校を休んだり、点滴に通うことはかなり減らせると思います。

こども達には大きな未来があります。発作で入院したり、園や学校を休んで様々な勉強や経験ができなくなったり、楽しいことを我慢しなければならないのだとしたら、それは可哀想です。一部の難治な患者さんもいますが、大抵のお子さんは症状に合ったガイドライン通りの治療を行えば、発作を減らすことは可能だと思います。当院を初診される患者さんをみていると、まだまだそうされていない患者さんも少なくないと思います。

ということで、適切なぜんそく治療を広めたい一心で、31日は先月発表されたばかりの新しい小児ぜんそくのガイドラインについてお話しする予定です。

ただ、いつも直前にならないと燃えない悪いクセで、31日が迫ってきているのに、ほとんど準備をしていませんでした。そんなところで、当院かかりつけの患者さんからメールが届きました。「何人か他の施設でぜんそく治療を受けている子のお母さんも連れていくので、勉強会に参加を希望します」と書いてありました。お母さんなりに考えがあって、友達にも適切な治療を学んで欲しいと思われたようです。

当院の勉強会は、かかりつけのみなんて閉鎖的なスタイルではやっていません。どんな患者さんにも適切な医療を受ける権利があるし、そうして欲しいからです。お友達のお子さんも含めて、ぜんそく症状が改善されるよう頑張っていこうと思っています。