小児科 すこやかアレルギークリニック

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食物負荷試験再開
2009年04月01日 更新

当院は全国的にも少ない、外来で「食物負荷試験」を行っている医院です。

新潟県ではまだまだ普及していませんが、「食物負荷試験」を行う病院が少しずつ増えてきたと思います。ただし、病院ということもあり、入院の上で「食物負荷試験」をやることが多いと思います。

当院は、入院施設を持たない医院ですので、外来で「食物負荷試験」をやっています。一部の食物アレルギーの専門家の間でも、重症者は入院の上で負荷した方がいいという考えもあります。しかし、その辺は百も承知です。私も無茶はしないつもりです。アナフィラキシーショックを起こす可能性の高い負荷試験は行っていません。

負荷試験には、過去に卵や乳製品が蕁麻疹やアナフィラキシーを起こしたことがあって、ある程度除去をしていた後に「そろそろ食べられるようになったか」を調べる負荷と、乳児期にアレルギー検査が高かったために除去をしていて、1歳を過ぎて食べられるかどうかを試す負荷の2種類があると思います。

後者も結構多いので、食物アレルギーの基本的な知識をしっかり持っていて、アレルギー検査や皮膚テストも併用しながら、適応をしっかりと考えれば、「食物負荷試験」は外来でも安全に行えると考えています。周囲には「食物負荷試験」をやっている施設がほとんどないので、当院がこだわってやらなければならないという義務感というか責任感は持っています。

1月からはインフルエンザAが、つい最近までインフルエンザBが流行していましたので、院内に滞在時間の長い「食物負荷試験」は一時中止させて頂いていました。まだ局所的にインフルエンザはAもBもみられてはいますが、かなり少なくなってきたのと、希望者が大勢いらっしゃるので4月から「食物負荷試験」を再開することに致しました。

当院が「食物負荷試験」をやっていることが広まることにより、「食物アレルギーの食べられるかどうかはアレルギー検査だけでは判断できない」という専門医の間での常識が上越の患者さんの間に浸透することを願っています。そして周囲の小児科や内科の先生から「食物負荷試験」の紹介が増え、不必要な食物の除去や制限が減ることを望みます。

すでに上越市はもとより、新潟市や長岡市の患者さんからも「食物負荷試験」のご希望を頂いています。困っている患者さんのために、持てる専門的な知識と技術を駆使して、真摯に向き合うのが本当の“医療”だと考えています。恩師の教えを元に、「食物負荷試験」も一生懸命取り組んでいこうと考えています。食物アレルギーでお困りの患者さんは、是非ご相談頂き、何が食べられ何が食べられないかシロクロをつけていきたいと思っています。