小児科 すこやかアレルギークリニック

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花粉症の場合も
2009年04月11日 更新

当院は、開院して1年半が過ぎました。

上越には小児アレルギーの専門医がいなかったため、正直言って開院して比較的早期に医院の存在くらいはそれなりに知って頂けるであろうと思っていました。しかし、現実は甘くなく、知っている人は市外でもご存知ですが、近隣でも全く知らなかったとおっしゃる患者さんも多いです(汗)。

花粉症と言うと、患者さんは何科を受診されるでしょうか?。多分、耳鼻科が多いだろうと思っています。そして一部小児科に通われていると思います。

1年半経って、ちょっぴり知名度が上がってきたせいか、今年は花粉症で初診されるケースが目立ちました。

花粉症は、アレルギー性鼻炎の一種でスギ花粉が原因のものを指します。当然、耳鼻科の先生が詳しいはずです。もちろん、耳鼻科の先生にかかっていて調子がいいのでずっとこのシーズンは恒例行事のように、薬をもらっている患者さんも多いことでしょう。

先日受診されたお子さんは、「いつもは耳鼻科に行っていたけれど、アレルギー専門と聞いて受診してみました」と初めて来院されました。アレルギー専門医として期待されている訳ですから、何とか症状を軽減してあげたいと思い、力も入ります。

最近はおくすり手帳といって、処方された薬の内容がすぐに分かります。見ると、抗アレルギー薬の内服と点鼻薬とキチンとした薬が選択されています。ぜんそくやアトピーは過小診断がよくありますが、スギ花粉症は間違われることはまずないでしょう。

おくすり手帳を眺めていて、私の中にある疑問が浮かびました。「何でこの薬を使っていて、症状が改善されないのだろう?」と思ったのです。

本人に確認すると、案の定「この薬は効かないから、使っていない」と言ってくれました。これで答えが見えました。患者さんに「この薬は効かないはずはないだろうから、だますつもりはないけれどだまされたと思って使ってごらん」と説明しました。

後日、再診して頂きましたが、鼻症状は改善されていました。ぜんそくは苦しい、アトピーはひどく痒いのでとても辛い病気です。しかし、鼻水や鼻づまりも充分不快な症状です。本人のパフォーマンスを低下させてしまいます。少しは、患者さんの期待に応えられたのかなと思っています。

当院は、“症状を改善させる”ことに重点を置いています。症状が全然良くなっていないのに、同じ薬を出し続けるのは医師として恥ずかしいことだと思っています。「どうしたら症状が良くなるだろうか?」、「今の治療でなぜ良くならないのだろう?」と患者さんの立場に立って考えてみると答えが見えてくる、そう考えています。