小児科 すこやかアレルギークリニック

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アレルギー医の心の叫び
2009年04月13日 更新

当院は、「食物負荷試験」を行っています。

インフルエンザの流行期に一時的に休止していましたが、以前も書きましたが4月から再開しています。当院は、アレルギー専門医としてスタンダードな治療を心掛けています。

これまでは、アレルギー専門の医院は地元にはなかったので、少しずつ当院の知名度が上がってきたようです。ぜんそく、アトピー、花粉症、じんましんのほかに食物アレルギーの患者さんもかなり増えてきました。

食物アレルギーの患者さんが初めて受診されると、“真実”を知って頂こうと全エネルギーを傾けて説明しています。食物アレルギーの診断はアレルギー検査だけではできないこと、皮膚テストも有効な手段であること、しかし結局は「食物負荷試験」でなければシロクロをつけられないことなどを話しています。

残念なことに、ほとんどの患者さんが「食物負荷試験」って初めて聞きました、と驚いた反応を示されます。私だけが特殊なことをやっていると思われたくないので、小児アレルギー学会が作成した食物アレルギーのガイドラインを開いて、「食物負荷試験」がスタンダードな検査であることを強調しています。説明を進めていくと「(検査だけで分からないから)医院で食べさせるのって当たり前と言えば当たり前ですよね」と言われることもしばしばです。

大抵の患者さんが、「家で少しずつ食べさせてみるように。具合が悪くなっても対応できるように平日の日中に食べさせてみて。」と言われています。以前、アレルギー症状を起こしてしまうと、親御さんは怖くて食べさせることができないでいます。これはもっともな不安だと思います。

そういう患者さんを救い、真実を明らかにするのが「食物負荷試験」と考えて頂いて構わないと思います。実際に、一部の専門医の間で、当たり前のように行われています。あいにく普及していないのは全国的な問題のようです。

当院では、「食物負荷試験」の再開の告知はまだあまりしていないのですが、しばらく先まで毎日複数の検査予約があり、親御さんたちがいかに“真実”を知りたくてウズウズされていたのかと思い知らされます。ひとりひとりに真面目に誠実に「食物負荷試験」をやっていると、親御さんや幼稚園・保育園の先生方が「食物負荷試験」の存在を知り、どんどん口コミで広がってくるはずです。

すべての食物アレルギーの患者さんたちが、オーバーな除去や制限なく必要最小限で済むような日が来るまでは、この検査の存在を訴え続けていかなければならないと思っています。