小児科 すこやかアレルギークリニック

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週末の勉強会の準備中
2009年05月11日 更新

週末は休息をと言いたいところですが、今週末に院内勉強会を行うため、その準備に余念がありません。

もしかしたら、この学校生活管理指導表が新潟県で先駆けて上越市からスタートすることになりそうです。今週末の5月16日は、学校生活管理指導表を正しく理解して頂くための勉強会を行います。

以前も書いた通り、普通の医師でも適切に記入するのは困難だと言われています。ということは、学校の先生方にとっても難解ということになります。患者さんが配慮を求めて学校生活管理指導表を提出しても、学校の現場で適切に理解され処理されなければ意味はありません。あいにく、近隣では当院以外にこの学校生活管理指導表を解説する勉強会を行いそうな施設はなさそうですので、16日と23日の2回に分けて勉強会を行いたいと思います。

16日は以前も書きましたが、食物アレルギーとアレルギー性鼻炎について解説します。

当院に食物アレルギーで初診される患者さんは上越のみならず、中越からもいらっしゃいます。しかし、「食物負荷試験」の話は以前のかかりつけではまず説明されていません。小児アレルギー学会が作成した食物アレルギーのガイドラインには、アレルギー検査は参考程度とし、「食物負荷試験」で確定するよう薦めています。必要ならアレルギー専門医に紹介することと明記されています。

しかし、ほとんどの患者さんが「食物負荷試験」の存在すら知らされていないのです。現代の医療は理にかなった、医学的根拠のある方法を選択しなければならないのに、患者さんが気の毒でなりません。ガイドラインを中心になって作られた恩師に学んだものとして、是が非でも新潟県に広めなければなりません。

「食物負荷試験」の存在を知っている人だけ正しい医療を受けられ、知らなければ“必要ないかもしれない”除去を続けることになってしまい、それは平等ではありません。何とか避けたいと思っています。親御さんは、お子さんの身を守るためにも知識を持たなければなりません。患者さんの方から「食物負荷試験をやって下さい。できなければ、専門医に紹介して下さい。」と主治医に言えるくらい、「食物負荷試験」の認知度を上げるのが私の役割だと思っています。

ある小児科医が「食物負荷試験」のことを聞いて「他人の子だからできるんだ」と言ったそうですが、食物アレルギーは卵や乳製品、小麦の場合は、成長とともに食べられるようになる可能性が高いのです。いつまでも安心して食事をできない不安感を持って生きていく方がストレスになるのではないでしょうか?。普通の小児科医が思うほど、「食物負荷試験」は危険な試験ではないのです。医師自体が食わず嫌いになっている印象を受けてしまいます。「食物負荷試験」を繰り返すことで、経験が積まれて更に勘が研ぎすまされ、まさに“職人芸”を身につけられると思っています。

16日の勉強会では、食物アレルギーの話が中心になりますが、「ガイドライン」に沿った医学的に正しい話をしたいと考えています。これまでお持ちの断片的な知識がスッキリとつながるような、そして明日から役に立つような話をしたいと思っています。さらに当院が上越に正しいアレルギー医療を広めたいという熱い気持ちも伝わればいいなと思っています。ご興味のある方はご参加下さい。