小児科 すこやかアレルギークリニック

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セカンドオピニオン
2009年08月04日 更新

「セカンドオピニオン」という言葉があります。

以前も触れたことがあるのですが、日本語に訳すと「第二の意見」。つまり、現在かかりつけ医によって行われている治療が、適切かどうかを確認するための手段です。

アメリカでは、当たり前のようにセカンドオピニオンが行われています。日本はいまだに「お医者さんの言うことは正しい」と思われている風潮があります。他の医者に行くと「信用していないと思われて、今後診てもらえないんではないか」と心配している方も多いようです。

患者さんは医学には“素人”なので、本当に適切な治療を行われているのか知る由もありません。期待して通院しても、適切な治療がなされていないことも少なくありません。ぜんそくなのに“マイコプラズマ”と診断されていたり、決して軽くないのにその都度点滴と吸入で治療をしていて、逆にぜんそくを改善させていないケースもあります。

インフルエンザならタミフル(リレンザ)、溶連菌なら抗生剤と治療はどの小児科医も10人いれば10人とも同じ治療をしています。しかし、アレルギーは医師によって方針がバラバラなのです。つまりアレルギーこそ、セカンドオピニオンが必要だと思っています。

先日、市外からぜんそくの兄弟が受診されました。「徐々に治療が強くなっているけれど、このままでいいのだろうか?」と心配されており、それを確認するのが親御さんの目的でした。

話を伺うと、ぜんそくという診断は正しいようですし、病気自体が決して軽くないので継続的治療も行われています。治療が強くなっていることを心配されていましたが、最初の治療をしても入院してしまったり、症状がスッキリしないので、追加治療をされていて、その結果として症状は落ち着いている状況でした。

親御さんには私の考えをキチンとお伝えし、「私も同じような治療をしていたでしょう。今の先生のもとで治療を続けましょう。」と付け加えました。これがまさにセカンドオピニオンなのです。親御さんも納得して、これからも治療を継続されることだと思います。

当院に来られる患者さんは、治療不足のために症状が落ち着いていないケースが多いので、私と同じようなタイミングでキチンと治療されている先生もいるんだと思いました。

アメリカでは医師の方から「セカンドオピニオンを希望しますか?」と切り出すことが多いようです。今回は患者さんの判断で受診されました。地元でも専門医に治療方針を確かめるセカンドオピニオンが是非とも普及して欲しいと思っています。

当院では、専門性を活かしてお子さんのアレルギーの治療方針についての相談も受け付けています。夏休みを使ってご相談頂きたいと思っています。