小児科 すこやかアレルギークリニック

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アレルゲン除去食
2009年08月24日 更新

先日、10月3日に「すこやか健康フェア」を行うことを発表しました。

食物アレルギーに関する講演会や勉強会、無料相談会などを行います。もうひとつ、大きな売りがあります。

「アレルゲン除去食」の展示と試食会です。

「アレルゲン除去食」とは、アレルギーを起こす食品を除いて作った料理のことです。アレルギーがあっても、除去してあれば安心して食べることができます。卵アレルギーだけであれば、卵を一切含まない料理を指すのですが、卵とミルクアレルギーがあれば、この二つのアレルゲンを除去する必要があります。

頻度は更に少なくなりますが、卵とミルク、小麦にもアレルギーを合併しているケースもあります。卵と乳製品、小麦を除去しなければならなくなると、対応はかなり困難を極めると思います。

当院には、卵、乳製品、小麦、大豆、魚類、甲殻類、ナッツ類などアレルギーを起こしやすいもののほとんどを除去しなければならないお子さんもいます。1日3食ですから、毎日が誤食の可能性を考えながら、それが1~2か月でなく、何年も続くのです。気の遠くなるようなストレスが果てしなく持続すると言っても過言ではないでしょう。

「食物負荷試験」が陽性なら、除去をキチンと行わなければなりません。除去が決まれば、「アレルゲン除去食」を行うことになります。何種類ものアレルゲンを除去しなければならないお子さんはごく一握りなため、医師も親身に相談に乗ってくれることも少なく、これまで私がみてきた患者さんは重症であればある程、お母さんが一人でもがき苦しんでいらっしゃいました。

そんな患者さん達が当院の待合室や院内勉強会で知り合い、お母さん同士で情報交換を行ったりして、スキルを磨いています。実践面や細かい知識では普通の小児科の先生よりははるかに知識があると思います。

当院常連のお母さん方にお願いして、今回の「すこやか健康フェア」では日頃情報不足で困っている親御さんや、園・学校の給食関係者の方々のために実物の「アレルゲン除去食」のメニューを作ってきて頂きます。作り方のコツなどを提示して頂き、最後には試食会も行います。

新潟県ではここまでこだわって「アレルゲン除去食」を展示するようなイベントはないでしょうから、今回の「すこやか健康フェア」の売りになると思っています。将来的には、食物アレルギーに理解を持つ栄養士さんに協力してもらって、調理教室みたいなものをやれればと思っています。

テレビでは「不景気のために弱者が救済されていない」という報道もあるようですが、食物アレルギーに関しても専門医が少なく、相談できる小児科医が少ないため、まさに“弱者が救済されていない”のです。こういう(食物アレルギーの)世の中を本気で変えたいと思っています。これが私のマニフェストです。