小児科 すこやかアレルギークリニック

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受診が少ないと
2009年08月26日 更新

先週の金曜日の午前中は、いつもは診療が途切れることがないのに、患者さんの受診が非常に少なかったです。

病院に勤務している頃は、受診される患者さんが少ないと診療が早く終わるので、楽と言えば楽でした。混んでいれば、神経をすり減らしてひとりひとりの診療に当たらなければなりません。そういう意味では、この前の金曜は楽でした。

しかし開業医の場合は、それだけでは済みません。「医院が潰れてしまうのではないか?」という不安にかられてしまいます。

開業医は、診療の他に“経営”のことも考えなければなりません。私は専門のアレルギーを売りにして、アレルギーで困っている患者さんに親身な医療を提供したいという思いで、開院をしました。市外からもぜんそくやアトピー性皮膚炎、食物アレルギーの患者さんが受診して下さり、思った通りの医療が行えている気もします。しかし、この前はちょっと危機感を覚えました(汗)。

こんな話を聞いたことがあります。開業医の場合、患者が少ないと医院が赤字になるので、検査や処置を多くすることを考える医師もいるようです。患者さんは会計の時に、他の医院よりも医療費が高いことに気付き、尚更敬遠するようになるという話です。

当院は、アレルギー専門医である以前に、小児科の専門医です。小児科医として、ポリシーは持っているつもりです。「検査や点滴が本当に必要かどうか」を子どもの身になって考える、というものです。

採血や点滴は痛いものです。採血や点滴をやらない方がかわいそうと思えばためらいませんが、どうしようかと迷う時はしないようにしています。当院のかかりつけの患者さんは、私のそういった方針を理解して頂いています。仮に受診される患者さんが減って、私がいきなり採血や点滴を多くやり出したら、親御さんは不安になるし、子ども達を裏切ることになると思います。

点滴する患者が多く、「点滴待ち」をするところもあるようですが、当院では一度もありません。これまでの経験で、「これくらいの状態なら点滴はしなくてもいい」とだいたい判断できるからです。我々小児科医は、過去の経験を活かし、子どもの痛がる採血や点滴を減らす努力をすべきだと思うのです。

昨日の話のように、効率よりも親身さを重視することも心掛けていきます。当院は、今後もポリシーのある、筋の通った医療を行っていきたいと思っています。