小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

知っていました?
2009年09月23日 更新

このシルバーウィークもほとんど「すこやか健康フェア」の準備をしていました。

やらなきゃ楽ができるのに、新潟県の食物アレルギー医療のレベルアップを図りたいと本気で思っています。誰かがやらなければ、ずっと何も変わらないのです。こういうイベントを何年も続けることで、当院の本気さをご理解いただければいいなと思っています。

さて、今回のイベントのひとつの売りにあるビデオを流そうと思っていました。これは5年程前にNHKで放送された「クローズアップ現代」という番組です。

食物アレルギーの特集をしていて、福岡の恩師も出てくるのですが、超のつくくらい重症の食物アレルギーのお子さんが取材されています。お母さんは他のお子さんと同じ給食を食べて欲しいと、その日の給食のメニューの中から食べられない食品をアレルゲンを含まない食材を使って見かけも同じような料理を作り、毎日給食の直前に学校に届けることを繰り返していらっしゃいます。そして同じ器に移して、クラスメートと一緒に給食を楽しむ努力をされていました。

いつも言っている通り、重症な食物アレルギーの患者さんは除去を指示されているだけで、誰にも相談できずに一人で悩んでいるケースが非常に多いのです。昨日、米まで除去されていて、当院にかかってあっという間に制限がほぼなくなった患者さんの話をしましたが、このお母さんも然りです。こういうビデオを見て、患者さんは励まされる部分も多いのではないか、また園や学校関係者の方々にもこんなに苦しんでいる方がいることを知って頂ける、そう思ったのです。

当日はこのクローズアップ現代を個人的に録画してあったので、上映するつもりでした。最近は著作権や上映権という法律があるそうで、ネットで調べてみると、「こんなことが違法なの?」ってことも書いてありました。

あとで問題になっても嫌なので、NHKに電話してみました。まず新潟支社に聞いてみるとダメという返答。東京の方にも食物アレルギーの啓発を計るための無料の勉強会なんだと強調しても、番組の中に出てくる出演者全てに承諾を取らなければならず、使用不可の回答でした。

そもそも、不特定多数の人が集まるところで映像を流すことは、違法なんだそうです。家族や限られたところで流すのはOKとのこと。私は全然分かっていませんでした。よく医院などでプーさんやアンパンマンのビデオを流していますが、あれも実は違法になるでしょう。

残念ながら、クローズアップ現代の上映は諦めました。是非とも参加者の方には見て頂きたかったのですが。逆に他のものを準備しなければなりませんが、別の作戦を考えました。

今年初めて参加される方も多いようですが、キチンと伝えるべき内容をお伝えし、収穫のある研修会にしたいと思っています。