小児科 すこやかアレルギークリニック

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「深イイ話」
2009年10月01日 更新

テレビで「人生が変わる 1分の深イイ話」という番組をやっています。

深くて、いい話をかけて「深イイ話」と言っているのですが、何度か見たことがありますが、中にはためになる話も出てきます。

当院も「深イイ話」を準備中です。残念ながら私の話ではなく、「すこやか健康フェア」で講演して下さる足立先生の話です。

私は間違ったことが嫌いですし、全力を尽くさない医療は好きではありません。特に食物アレルギーは、専門的知識を持った小児科医が誠意を持って時間をかけて対応しないと良い医療はできないと考えてます。

勉強会で食物アレルギーの話をすることも多いのですが、私の話は参加者に正しいことを伝えたいという気持ちが勝ってしまい、ついつい肩に力の入っているのかもしれません。

なぜそう思ったのかというと、講師の足立先生から講演の時に使うスライドをメールに添付して送って頂きました。参加者の皆さんにスライド原稿を資料として配布するためです。内容を拝見すると、女性らしい優しさに溢れるものでした。

最近の医療は、医学的根拠であるエビデンスが重視されます。もちろん足立先生のスライドもキチンと根拠が示されています。当然のことながら、アナフィラキシーという強いアレルギー症状を避けるために、誤食を防がなければなりません。とは言え、人のやることなのでミスは起き得ます。その際は機敏で適切な対応が求められます。

食物アレルギーとはいえ、成長期のお子さんです。「あれもダメ、これもダメ」では子どものためにもなりません。アレルギー専門医は「食物負荷試験」を行って、必要最低限の除去をしようと努力しています。しかし、食べて症状が出てしまうものは除去するのが基本です。栄養士と連携して、栄養バランスを考えた代替食を考えなければなりません。

どうやったら食物アレルギーの子どもを孤立させることなく、園・学校-保護者-小児科医が連携していき、サポートしていくのかにも注意を払わなければなりません。そういったお話が講演会の中で拝聴できるのではないかと思います。

新潟県内には、食物アレルギーの専門医は極めて少なく、オーバーな除去の指導をされているケースがほとんどです。アレルギー症状は何も起きないかもしれませんが、子ども達は「何で僕だけ(私だけ)みんなと同じものを食べられないんだろう?」と悩んでいます。と同時に親御さんは毎日3食、園・学校関係者は給食で「間違って食べさせてしまったらどうしよう」と神経をすり減らしています。この現状を小児科医は知る必要があるし、除去や制限を必要最小限にする努力をすべきでしょう。

本来プロである小児科医が中心となって園・学校関係者、保護者も知恵を出し合い連携し、子ども達がより楽しい園や学校生活を楽しめるよう努力をしなければなりません。どちらかというと、これまで小児科医が不在だったのです。

3日には足立先生から食物アレルギーに関する「深イイ話」が伺えると思っています。小児科医にも聞いて欲しいと思っています。ひとりでも多くの方々にお集まり頂き、食物アレルギーのお子さんを取り巻く環境が少しでも良い方向に向かってくれることを信じています。