10月3日は第2回目の「すこやか健康フェア」が開催されます。
2日の診療が終わった後に、机や備品を買いに行ったりと相変わらず、直前になってあたふたとやっています(汗)。
しかも、当院での「食物負荷試験」のデータ整理を深夜になってもやっています。イベント前日の2日にも「食物負荷試験」をやりましたので、最新データを発表に含めようと思っています。
多いのか少ないのかよく分かりませんが、この2年間で329件の「食物負荷試験」をやっています。前勤務先でも200件以上はやっていました。このノウハウは、本を読んでも身につくものではないですし、他の小児科にはない個性といえると考えています。
アレルギーを専門にする小児科医は極めて少なく、やったことのない医師が多いと思います。「食物負荷試験」をやることによってアナフィラキシーという強い症状を起こしてしまうかもしれず、何か起きてしまえば自分の身に降り掛かってきます。「だったらやらない」となるのでしょう。
私が負荷試験をやる際に考えていることは「とにかく食べさせてあげたい」ということです。当然のことながら、医師は自分の身も守らなければなりません。ただ、私は自分の身を守るために、患者さんのためになる正しい判断をできる手段を避けるのは筋違いだと思います。小児アレルギー学会では、慎重にやる必要はありますが、食べられるかどうかの真実を知るために不可欠な検査として推奨しています。
食物アレルギーを持つお子さんの親御さんの幸せは、お子さんがアレルゲンを食べられるようになることです。リーダーシップを持って、そのお手伝いをするのがアレルギー専門医の務めだと思っています。
結果として、「食物負荷試験」をやっている小児科医の元には患者さんが正しい診断を求めて集まりますので、やっていない小児科医との間に更なる知識の格差が生まれます。プロとアマチュアくらいの差になっていくのだろうと思います。
今回の「すこやか健康フェア」では当院における329件の「食物負荷試験」のデータを発表したいと思います。当院のデータが、食物アレルギーの正しい知識を得たいとお考えの参加者の皆さんに「食物負荷試験」が食物アレルギーを診る上で欠かせない検査であることをお示しするエビデンス(医学的根拠)になれば嬉しく思っています。
駆け込み需要でしょうか、2日にも遠方から参加希望のご連絡を何件も頂きました。上中下越から表明して頂いています。食物アレルギーのニーズはとても大きいものがあります。当院の開催するちっぽけなイベントが新潟県の食物アレルギーで悩んでいるお子さんやその家族、園・学校関係者への少しでも援助になればと思っています。


