14日の地元の新聞に当院で行った「すこやか健康フェア」の記事が載りました!。
当院の目標と言うか、夢は食物アレルギーの正しい医療を新潟県に普及させることです。いつも言っている通り、アレルギー検査の値だけで食べられる食べられないの判断をすることはできません。「食物負荷試験」でしか、それを知ることはできません。
そのために過去2回に渡り「すこやか健康フェア」を開催したり、毎月院内勉強会を行い食物アレルギーの話をメインにしてきました。何回も依頼があり、診療を早めに切り上げて園の先生方を対象とした食物アレルギーの講演も繰り返してきました。少しずつだけれど、手応えを感じています。
食物アレルギーで心配な患者さんが上越市内、もしくは市外からも受診して下さるようになりました。「食物アレルギーなら」とご指名で来て下さいます。しかし、私はそれだけでは満足できません。
医師から食品の除去を指示され、それを必死に守っている親御さんという構図なのですが、医師の指示がアバウトだったり、卵なら卵入りのお菓子程度なら食べられるものを、完全に除去するように言われているのです。
医師が「食べられるものは食べさせてあげよう」ではなく、「何かあると困るから、念のため止めておきなさい」程度の指示が少なくないのです。結果として、オーバーな指示が患者さん家族を苦しめていることにつながっている現状に我慢ならないのです。親御さんが頑張っているんだから、医師もベストを尽くし、「食物負荷試験」などで正しい指示を出すべきだと考えています。できなければ、やっている医師に紹介するなど、手はあるはずです。
最近は患者教育といいますが、医師にすべてを任せるのでなく、特に慢性疾患などは患者さんも知識を持って、正しい対応を行うことも大切だと言われています。ですから私は患者さんや幼稚園・保育園の関係者の方々に食物アレルギーの正しい知識を持って頂きたいと考えている訳です。
個人の医院で頑張っても正直、限度があります。ある程度はマスコミを通じて知名度を上げなくてはなりません。それを宣伝だという人もいるでしょうが、個人の利益誘導をメインに考えている訳ではないのです。そりゃ、医院の患者が増えれば嬉しいですが、食物アレルギーの新患の患者さんに30分も説明していれば、医院の売り上げが上がることにはつながりません。今の医療は、多く集めて、一人に時間をかけないのが効率的なのです。
で、その一環として地元の新聞社に「すこやか健康フェア」を記事にして頂いたのです。
裏話ですが、新聞社に事前に取材をお願いしていました。新聞社もネタを求めていますから、最近はメール連絡でもOKなのです。3回メールを送りましたが、返事はなし…。メールが届いていないのかと思い、電話してみてようやく取材に来て頂きました(汗)。
ちなみに、もっとメジャーな地元紙にもメールを送りましたが、「取材に行くかも」と言われていて、結局来られませんでした。食物アレルギーはどの幼稚園や保育園でも患者はいます。かなりの小学校でも対応せざるを得ないはずです。新潟のマスコミ自身が、増え続けるアレルギーの現状を理解していないと思っています。
例えを出して悪いのですが、以前、ある医院の外来増築工事が新聞で大きく取り上げられました。これは私の言い分ですが、なぜこれほど話題になるのだろうと思いました。当院のイベントは技術も熱意もなければできないことだと思っていますし、医院の売り上げアップを狙ったものでもありません。お金があればできることではなく、困っている患者さんに対する啓発活動の方が、公共性のある新聞のネタとしてふさわしいのではないかと考えています。
少なくとも新潟県の現状が、この通りなので今は仕方ないと思っています。やはり、新潟県のマスコミも含めて教育が必要なのかなと思います。かなり大きなエネルギーが必要なことですが、それでも困っている患者さんが多いので、誰かがやらなければならないことなのです。
新潟県に食物アレルギーの専門医は極めて少ないため、私だけでは大したことはできないかもしれませんが、戦略を練りながら当院の果たすべき役割を実行していきたいと思っています。


