小児科 すこやかアレルギークリニック

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取材の件
2010年01月14日 更新

先日、地元のメディアの方からRSウィルスについて電話取材を受けました。

私が出張の間に記事になっていたようです。地元の方は10日付けのタイムスをご覧下さい。

その記事を読んだ親御さんが早速受診して下さいました。近くの医療機関を受診していましたが、“風邪”と診断されていました。新聞で読んだ症状と似ていたため、心配になって当院を受診して下さったそうです。お母さんの一生懸命さには感心してしまいました。

詳しく問診してみても、ありがちな風邪というには無理がありました。ただし、これまでかかっていたのは小児科専門医でなかったため、RSウィルスはご存知ない先生方も少なくないと思います。小児科専門医であれば、RSウィルスはだいたい区別できると思います。やはり乳幼児が痰の絡む咳をしていれば、小児科専門医にかかるべきであろうと思っています。

記事に書いてあるように、高田地区でも大流行しているようで、今年は特に多く、1日に何人も入院があるそうです。当院は直江津方面にありますが、12月から現在に至るまで直江津地区でも大流行しています。

いつも言っている通り、RSウィルスは保険診療の関係で外来で調べると医院の損になるため、疑っても調べられていない傾向にあります。真面目な医師ほど、的確に診断しようと自腹を切っても調べていると思います。実際、調べている小児科医もいます。

新型インフルエンザが冬休みの影響か、流行が下火になっているようですが、RSウィルスは引き続き流行しています。実はRSウィルスが原因で呼吸ができなくなり、死亡してしまうケースも多くはないですが、存在します。大流行している上越地方で、死亡者が出てもおかしくはない訳です。

お母さんからもらった免疫が効かないため乳児でも感染しやすく、呼吸困難を起こしやすい病気です。おまけに感染力が極めて強く、幼稚園や保育園など施設内感染を起こしやすいので園関係者が知らないのはまずいと思うのです。

当院は入院施設を持たないため、RSウィルスを調べるとすべてが医院の持ち出しになってしまいます。しかし、これだけ上越地方で流行っていて、親御さんや園関係者の方々がご存知ないと、逆に少し疑われるケースでも敢えて調べ、親御さんにRSウィルスであった旨を説明し、そのことを園の先生にも伝えて下さいと話しています。

これまでも上越ではRSウィルスが流行を繰り返してきたはずですが、知名度が低いのが現状です。今年は是非とも親御さんや子どもを扱う職種の方にRSウィルスについて知って頂きたいと思っています。そういう意味でも地元のメディアにも記事にして頂いて、感謝しています。

RSウィルスは子どもかかると重症化しやすいウィルスです。内科の先生がご存知なくても仕方ないと思っています。親御さんや園の先生方は現在、上越で流行している感染症の正しい情報を知る権利があります。小児科医が何とすべきでしょう。

小児科医が“プロ”として正しい知識と情報を広める努力をしなければならない、そう考えています。