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貴乃花親方のように
2010年02月04日 更新

先日、相撲界の改革を唱えて相撲協会の理事に立候補していた貴乃花親方が、不利という予想を覆し当選したニュースはご存知だと思います。

今回の報道のように、選挙はいわゆる出来レースで、各部屋や一門と呼ばれるグループから受かる人が決まっており、ここ最近は選挙のない状況が続いていました。きっと貴乃花親方も待っていれば、いずれ理事になれたそうですが、きっと正義感の強い人なのでしょう。敢えて立候補し、相撲界を変えたいと考えているようです。

理事長である武蔵川親方は「改革、改革って何を改革するわけ?。何でもかんでも変えるべきではない。」と不快感を表したようです。ただ、ここ最近の相撲界の薬物汚染だったり、八百長疑惑、朝青龍問題と国技の名を汚すような問題が噴出しています。現状として課題があるのは確かだと思います。誰かが何かを変えなければ、何も変わらないのだと思います。

貴乃花親方の気持ちは分かります。しかし、一部で自分の弟子が育っていないので、手腕を疑問視する声もあるようです。若い人の、これまでとは違った目線でのやり方に私は期待しています。お手並み拝見って感じでしょうか?。

さて、ふと自分の業界を考えてみると、先日の地元のラジオ局で宣伝しまくり、患者を集め、禁止されている医療器具の使い回しをし、金儲けの医療をしていた歯科医の事件が明るみになりました。すべての医師が患者さん本位かと言うとそうでないのが現実でしょう。医師の世界も変えなければならない部分がない訳ではないと思っています。

私が努力していることはいくつかあります。

アトピーなのに、診断名を告げられずにステロイドが出されていることが多いのです。診断もされずに、治療が進んでいることはどう考えてもおかしいことです。ぜんそくなのに風邪やマイコプラズマと診断され、治療してもよくならないのに、同じ薬が出し続けられていることもそうです。

アレルギーは慢性疾患のため、的確な診断なしには適正な治療に進めないことを表しています。まず診断をつける努力が必要であり、難しいケースは専門医に相談するようなシステム作りが必要と考えています。

あと、慢性疾患でも数分で診察が終わるケースが多いようですが、病気の性質もあり、時間をかけて対応するのは当たり前のことだと思います。専門医ならみなそうしています。時間に追われて、説明不足ということはまずないと思います。慢性疾患には慢性疾患の対応があることも広めていきたいと思っています。

食物アレルギーの「食物負荷試験」も昨日もここで触れた通り、ニーズがあるにもかかわらず、アレルギー検査のみで判断されていることが多い現状も変えなければならないと思っています。患者さんが「食物負荷試験」の存在さえも聞かされておらず、これも患者さん達に広く知って頂く必要があります。

RSウィルスは喘鳴が強く、発熱が持続し、赤ちゃんがかかり、相当具合が悪くなります。感染力も半端でないため、親御さんや園関係者が知識を持っていなければならないのに、医師が調べないこともあり、その存在があまり知られていません。今も流行していますから、RSウィルスの知名度を上げる努力を続けたいと思っています。

改革なんて大袈裟なものではありませんが、これらはいずれも患者さんにとって大事なことです。私の持つ専門的な知識が地元の困っている患者さんに役立つのなら、喜んで提供したいと思っています。

開院して2年半になろうとしていますが、まだまだだと思っています。地道に努力していくしか道はなさそうです。コツコツとやっていくことだけは自信があるため、頑張っていこうと思っています。