小児科 すこやかアレルギークリニック

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放映はいつに
2010年06月03日 更新

最近、驚いたことといえば鳩山首相の辞任のニュースでしょう。実は、当院もその影響をモロに受けています。

先月の23日に長岡市で「地域と患者を結ぶ食物アレルギー講演と集い」という食物アレルギーのイベントがありました。地元のケーブルテレビを始め、いくつかのマスメディアの方が取材に来ていました。その中に今回のテレビ局が入っていました。

きっと「これはネタになる」と思ってくださったのでしょうが、当院のこだわっている「食物負荷試験」に非常に興味を持ってくださいました。当日、記者の方と打ち合わせをし、後日当院に「食物負荷試験」の取材をしに来てくださることになりました。

食物アレルギーを専門としている小児科医は全国的にみても極めて少なく、新潟県内となると寂しい限りです。県内ではほとんどの小児科医がアレルギー検査の値のみで食べられる食べられないの判断をしているのが現状です。「食物負荷試験」の存在を知って、医療関係者でなくても「えっ、そんなやり方があるの?」ってビックリする方も少なくないと思います。実は、少なくとも私は9年前から新潟の地で「食物負荷試験」を行っています。

特に重症な方は、一般医から専門医に紹介する決まりになっているのですが、その“決まり”を承知している小児科医は少ないため、当院にはまず紹介がないという“異常事態”が続いています。となると、私個人の地道な活動で「食物負荷試験」の知名度を広めるしかないと思っていました。その覚悟もできていました。

それがさまざまな理解者との出会いがあり、しかも今回テレビ局に“見初められ”、取材をして頂くまでに辿り着きました。あがり症の私にはテレビ取材は避けたい所でしたが、食物アレルギーの患者さんに正しい医療をお知らせする千載一遇のチャンスなのです。カチンコチンに緊張しましたが、一応私へのインタビューは終わりました。

映像上は相当緊張しているのが手に取るように分かるでしょうから、少なくとも私を知っている方には見て欲しくないのが本音です。しかし、私の顔がにこやかでなくても(汗)、やっていることは本来すべての食物アレルギーの患者さんが受けるべき、正しい対応です。患者さんは正しい医療を受ける権利がある訳ですから、「食物負荷試験」が新潟県内に普及するきっかけになって欲しいと願っています。

実は、取材の日の「食物負荷試験」で卵焼きと牛乳(実際は牛乳に抵抗があろうと言うことで乳性飲料を使用)で負荷試験を行いましたが、普段は何も症状がでないことが多いのですが、二人とも蕁麻疹が出てしまいました。私としては、軽い蕁麻疹ですし、恐い検査と思って頂きたくないのです。食べ進める所で蕁麻疹が出てしまった訳ですが、そのお子さんの限界がハッキリ分かったのは、それより多く含まれる食品を食べるとアレルギー症状が出る可能性が高いことが示されたことを意味し、アナフィラキシーを防ぐ有用な結果だと考えて頂きたいのです。

来週当たりには新首相に関する報道も多いでしょう。放映はいつになるかよく分かりませんが、一人でも多くの食物アレルギーで困っている患者さんに食物アレルギーの特集の放映を見て頂きたいと思っています。