小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

お問い合わせ
2010年07月24日 更新

当院のホームページは、ページの一番下の「お問い合わせ」のボタンがあり、私にメールを送れるようになっています。

問い合わせできないホームページもあるでしょうが、患者さんからの質問に答えられるように、まさに問い合わせができるように考えて設定しています。

つい先日、こんなメールが届きました。「もう高校生なんですが、手がジクジクしており、どうしても診て欲しいのですが、可能でしょうか?」という質問でした。アトピー性皮膚炎があるようです。

いつも言っている通り、大人のアトピーは基本的にお受けしておりません。理由は皮膚科という受け皿があること、当院でなるべくなら診てあげたいと思うのですが、ぜんそくも含め大人のアレルギーの患者さんが増えて、子どものアレルギーに時間をあまりかけられなくなったら、当院の存在意義が薄れてしまいます。

新潟にはアレルギー科を標榜する小児科が多いですが、重症になると本当に対応できる施設は限られます。実際、過小診断・過小治療で困っているお子さんはかなり多いのです。開業医は、いかに多くの患者を診るかで収入が変わってきます。“無責任”に受け入れるのは、プロがやるべき姿勢ではないと思います。

外科医で手術の上手い下手があるように、内科系でも残念ながら、医師の間に知識や技術の差が存在します。小児科医にも差がありますし、皮膚科医にも実力差はあります。実力差とは、もちろん診断や治療の選択もあるのですが、薬の塗り方の説明や日常生活の指導によっても差が出てくるので、それも含めています。

高校生で手がジクジクと言うと、頭の中でイメージが湧いていますが、いま通っているところで病状に合った治療法が選択されているか確認する必要があります。ステロイド外用薬も患者さんに使う理由、副作用のことなど説明不足で、中途半端な塗り方をしている場合もあります。その辺が整理されれば、あとは「ガイドライン」に沿った治療をしていけば、まず改善するはずです。

高校生で、就職前に皮膚を何とかいい状態にしたいという希望もあるようですし、何故か当院での治療を望んでいるようなので、お受けすることにしました。当院では、子どものアレルギーがあり、親御さんのぜんそくもアトピーも強い希望があれば対応しています。この患者さんも、私の知識を駆使して治療させて頂こうと思っています。

別のメールで、授乳中の母親が卵を食べていいかどうかの質問を頂きました。忙しくて返事ができていないのですが、近日中に返事をするつもりです。この辺は、医師によって答は変わってくるでしょうね。実際、私の地元でもお子さんのアレルギー検査で卵がクラス2なのをみて、母に卵の加工品も一切食べないように指示している小児科もありますし、検査もせずに何故か「お母さんは卵を食べないように」と指示している皮膚科もあります。

卵の加工品と言えば、クッキーやパンも含まれます。ちくわなどの練り製品もそうです。いままで何げなく食べていたものを、いきなり大した根拠もなく中止を指示される患者さんの身にもなって欲しいと思います。患者さんのために正しい医療をしたいと強く思えば、中途半端は指導はできないはずです。

いつも言っている通り、医師は根拠のあることをやるべきです。これらの指導は根拠はあるとは言えません。アレルギーの専門でないから仕方ないのでしょうが、分からなければ専門医に紹介すべきでしょう。でも、地元では紹介がないんです。敢えて言いますが、アレルギーが軽視されているのだろうと思っています。

私は地元にもなるべく医学的根拠のある医療を広めていかなければならないんだと思います。メールの問い合わせに関しても、手を抜くことなく啓発活動の一環としてお答えしていきたいと思っています。