第3回「すこやか健康フェア」まであと約1ヶ月になりました。
いまNHKでやっている大河ドラマ「龍馬伝」にハマっています。恥ずかしながら、坂本龍馬について何をやった人かはよく理解していませんでした。大河ドラマで取り上げると知って、「今回、勉強しよう」と思い、1月から欠かさずに観ています。
末期の江戸幕府には外国の圧力をはね返すだけの力は残っておらず、日本をちゃんとした独立国に成長させるためには、幕府を倒し、新しい国づくりが必要と考えました。そこで坂本龍馬は、2大勢力であり、互いに犬猿の仲であった長州藩と、薩摩藩を結びつけ、幕府を倒そうと考えます。
長州藩は幕府に歯向かっており、海外からの武器の輸入を制限されていました。坂本龍馬が薩摩藩名義で武器を買い、長州藩に横流しする作戦を考え、それで長州藩と薩摩藩の思惑が一致したため、薩長同盟が締結されるに至ります。その結果、幕府を倒し、大政奉還、明治維新と続いていきます。
坂本龍馬は一切の利益を求めずに「日本を守るため」と熱い気持ちだけが原動力となり、土佐藩出身の身分の低い侍が日本を動かしたのです。こんなに素晴らしい人物のことをよく知らなかったことを恥ずかしく思っています。やはり、男として憧れてしまいます。
全くスケールの違う話で恐縮ですが、私も新潟の小児アレルギー医療のレベルアップを図りたいと思っています。私の“大きな夢”です。もちろん、私一人では大したことはできないことは分かっています。しかし、協力者の方々の力をお借りしながら、これだけは是が非でも成し遂げたいと思っています。
日々、真面目に診療に取り組んでいるつもりです。いろんな医療機関を転々としている患者さんには、是非とも自分のところでストップして欲しいと思っています。慢性の病気は、信頼できる医師の元で、腰を据えて継続的に治療するのがベストだと考えているからです。もし私の力が及ばず、もっと適任の先生がいれば紹介もいといません。いつも過小診断、過小治療で困っている患者さんが多いと言っていますが、正しく診断され、適切に治療すれば症状は間違いなく改善するのです。
困っている患者さんには納得して頂けるように、時間をかけて説明しているつもりです。決して患者さんが多いからと、流れ作業的には診療していないし、話半分で終わらせてもいないと思っています。ただ、当院を受診して下さる患者さんには、そういう対応が可能ですが、来てくれないことには何もできません。
中には、過小診断や過小治療をされて症状が改善しなくても「仕方ない」と考えている患者さんも少ないでしょう。私としては、患者さんに「本当にそれでいいのだろうか?」と考えて頂きたいのです。患者さんにはより良い医療を受ける権利があると考えているからです。そのためには、病気に関する正しい知識を親御さんに持って頂くしかないと考えています。
よく言うように、食物アレルギーの患者さんはアレルギー検査だけで食べる食べられないの判断をされていますが、プロはアレルギー検査の限界を知っているため、「食物負荷試験」を行っています。ほとんどの患者さんが知らされていない検査だと思います。食物アレルギーに関して言えば、「食物負荷試験」の存在を知ることが、正しい医療への第一歩、お子さんを守る第一歩になるのです。
受診してくれる患者さんへの個別の対応も大切なことですが、イベントを行って病気に関する啓発を行うことは、一気に正しい情報を広めるチャンスでもあるのです。“大きな夢”のためには、有効な方法だと考えています。
「すこやか健康フェア」は、毎年土曜日に行っています。変な言い方になってしまいますが、土曜は開業医にとっては患者さんも多く受診されるため、稼ぎ時とも言えます。平日だと参加者も限られるでしょうから、敢えて週末に行っていますし、自分の収入を考えていたら何もできないと思っています。
「すこやか健康フェア」は企画、運営はすべて自前でやっています。会場費、講師の人選、講演料、交通費、イベントのお知らせを関係各所に郵送していますが、部数が多ければ印刷費や切手代も馬鹿になりません。イベントをやらない方が“得”なくらいです。中には患者集めという人もいるかもしれませんが、手間のかかる患者さんを集めても、時間がかかります。別のやり方の方が医院としての利益は上がると思います。
先日も述べましたが、TeNYさんの「医療の広場」のホームページのイベント情報のところに当院のイベントを載せて頂きました。他のイベントは大きな病院や医師会が主催であり、開業医が主催のイベントなんて当院くらいだと思います。お金のことは言いたくありませんが、数十万の経費がかかっています。経営のことを考えると何もできないし、逆に熱い気持ちとエネルギーさえあれば、ちっぽけな開業医であってもそれなりのことはできると思っています。
“大きな夢”のために地道に進んでいくつもりです。今回のイベントはご期待頂きたいですし、大勢の方々にご参加頂ければと思っております。


