小児科 すこやかアレルギークリニック

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2010年09月20日 更新

10月2日のすこやか健康フェアまで2週間を切りました。

連休ということになっていますが、やることが沢山あります。私もイベントの中の勉強会で講師を務めますが、過去2回のすこやか健康フェアでは、食物アレルギーの対応についてお話ししてきました。最も強調していたのは、データを示して、アレルギー検査がいかに当てにならないかを証明することでした。

県内の某市では、幼稚園や保育園のアレルギー除去の診断書が必要なく、医療機関で行ったアレルギー検査の結果で代用されています。ハッキリ言いますが、情けないことです。地元の小児科医が頑張らないといけないと思います。検査が当てにならないから、「食物負荷試験」を行って食べられるかどうかの判断をすべきなのに、アレルギー検査結果を元に、失礼な言い方になるかもしれませんが、素人と言っても過言でない園の先生方にその判断を任せるとは信じられません。

勉強会のこれまでの話はそれなりに好評だったのですが、今回は話を変えようと思っています。乳児アトピー性皮膚炎と食物アレルギーの関係について話そうと思います。これまた一般の方や小児科医の間、皮膚科医の間でもそれぞれが違ったことを言っています。

乳児のアトピー性皮膚炎の悪化要因として、食物アレルギーが挙げられます。常に頭に入れながら診療すべきなのです。このことは親御さん達も非常に興味のあることでしょうが、実際の対応をみていると、過剰に指導されたり、関係ないと断言されることもあります。

実際に近隣でもアレルギー検査で卵が陽性だからといって、母乳を与える母も一切の卵製品を禁じているケースがあります。そこから当院に移ってくる患者さんは、同じ指導を繰り返されています。

いつも根拠のないことはすべきでないと言っています。しかし、現実的に繰り返されています。食物アレルギーのない母親が育児やお子さんのアトピーだけでも大変なのに、さらに母の食べるものまで「あれもダメ、これもダメ」と言うのは、根拠のある時にそう指導すべきで、聞きかじったような指導は患者さんに迷惑をかけるだけです。

私自身も見逃しがないとは言えませんが、アトピーと食物アレルギーの関係をある程度キチンと整理された状態で頭に入っているのは、アレルギー専門医くらいではないかと思います。間違った指導をされていれば、それを正す役割があると思っています。誤った指導をしていては、医院の評判を落としかねないと思っています。アレルギーが専門でなくても、医師の言葉は“絶対”なのです。患者さんに迷惑をかけないように慎重にして頂きたいものです。

いずれにしても、患者さんや親御さんに正しい情報を発信するのも当院の役目だと思っています。過去2回のすこやか健康フェアでの私の話は、この辺りも触れてはいましたが、より力点を置いた説明ができればと思っています。

ということで、犬の散歩でもしてゆっくり体を休めたいのですが、連休とはいえ、イベントの準備に余念がありません。それとは他に、いま読んでいる本があります。最近ハマっている坂本龍馬ではありません。経口減感作の本です。ご興味のある親御さんも多いと思いますので、近々この場でも紹介したいと思っています。