小児科 すこやかアレルギークリニック

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子どもの成長
2010年09月23日 更新

この画像は、誰が見てもお菓子ですよね?。

これは私にとっては大事なお菓子です。もう食べちゃいましたが…(汗)。

当院は、約3年前に上越市で開院しました。隣の40キロ離れた街にある病院に長年勤務しておりましたので、上越市における私の知名度はほぼなしの状態でした。それでも、そうしたのは上越地方の小児アレルギーのレベルアップのためでした。

勤務医時代に何人も上越市から子ども達が通院して下さっていたので、「何とかなるだろう」と思っていましたが、最初は不安な部分も大きかったですね。上越には小児科で、アレルギー専門医がいなかったので、アレルギーをメインにしたクリニックということを上越市民に認知して頂く必要がありました。

どこの医院でも開院直前に内覧会を行います。医院を解放し、「こんな医院、こんなスタッフで診療していきます、よろしくお願いします」というイベントです。私がこの時に是非やりたかったことがあります。勉強会です。内覧会は土日と行ったのですが、土曜の午後、日曜の午前、午後と3コマもうけて、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーの勉強会を行ったのです。

普通こんなことはあまりやりませんし、「この医院は少し違うぞ」というイメージを持って頂けたと思います。上越での内覧会は数十人しか集まらないのが関係者の常識だったそうですが、数百人の方が訪れて下さいました。昨日のことのように覚えています。

さて、冒頭のお菓子の話ですが、アトピー性皮膚炎の勉強会の時に合わせて、訪れてくれた親子がいました。高校生とおぼしき患者さんは、一見してアトピーがありました。顔にも皮膚炎があり、赤く、ところどころジクジクしています。

往々にして、この年代のアトピーのお子さんは治療を諦めてしまっていることが多いように思います。通院しても「どうせ良くならない」とさじを投げているのです。私のよく言うガイドラインには、どんなに皮膚炎が重くてもキチンと治療するように書かれています。「最重症』なら治療して「重症」まで改善させ、さらに治療を続け「中等症」まで落とす。最終的には保湿剤を主体とした治療に安定させることが明記されています。

普段、食物アレルギーを中心に書いていますが、アトピーもぜんそくも相当こだわっているつもりです。ガイドラインに沿って、これまでの治療の効果を画像を示したりしながら、1時間程話したでしょうか。その親子も一生懸命聞いてくれていました。

後になって聞いたのですが、お子さんが「僕、この医院で治療したい」と言ってくれたのだそうです。この年代のお子さんは、本人も「良くなりたい」と思っているのです。ただ、皮膚炎が重症化していると、ちょっとしたことで元通りになってしまいます。途中で投げ出すことなく、キチンと面倒を見なければなりません。

開院後、初めて受診した時に顔の皮膚炎の状況は把握しいましたが、首より下は服で隠れていただけで、全身かなり皮膚炎が広がっており、掻き壊したところがジクジクと膿んでいました。思ったよりも、超重症だったのです(後半に続く)。