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インフルエンザワクチン料金決定のお知らせ
2010年09月29日 更新

来月から始まるインフルエンザの予防接種ですが、上越市の料金が決定しました。

昨年の新型インフルエンザのワクチンは、国が統一した料金を決めていました。1回目が3600円、2回目が2550円でした。今年もこれがたたき台となり、各自治体で統一した価格設定の議論がなされてきたようです。上越市でもようやく価格が決定し、1回目の3600円が自費となり、2回目の2550円全額が助成されるそうです。

当院は、ぜんそくの患者さんを多く診ていますが、ぜんそく患者さんがインフルエンザに罹患すると重い発作を起こしやすいのです。特に新型インフルエンザの場合、呼吸困難に至るケースが多いことが報告されています。昨年も、当院の患者さんで低酸素となり、入院を余儀なくされた小学生のお子さんがいました。

これだけ不景気が長引くと、受けさせたくてもなかなか受けさせられないご家庭もあるかもしれません。子ども達の健康を守るには、ましてや当院のようにぜんそくの患者さんが多いと、インフルエンザの予防接種をなくべく受けて頂く必要があります。ただし、料金を高く設定しておいて「受けて下さい」では、収益は上がっても患者さん側からすれば受けづらい訳です。

ちなみに、当院ではこれまで1回目、2回目ともに2500円にしていました。そもそも、なぜ医院によって価格が違うのか、患者さんには分かりにくいものでした。多分昨年も料金が安すぎると協力しない医院も出る可能性があり、“落としどころ”として1回目3600円、2回目2550円に決まったのだろうと思っています。

国や市がいわゆる“適正価格”を示したことで、2500円という価格がいかに抑えているかを理解して頂けると思います。3000円や3500円のところもありましたが、1回当たりで500円も1000円も変わってきます。経営としては“痛い”のかもしれませんが、こういうところでも医院のポリシーを感じて頂ければと思っています。

今回は、あくまで上越市の決定であって、お隣の妙高市では1回目、2回目ともに半分は市から補助が出るそうです。今回のインフルエンザの料金は市町村によって変わるため、ご確認の上なるべく接種を受けて頂きたいと思っています。

ただ強調しておきたいことは、大人であれば接種したなりの効果が期待できますが、あいにく子どもは大人ほどの効果は難しいと思います。それを理解していないとガッカリすることになるかもしれませんし、逆に医師がそれを説明しなければ、説明不足だと思います。

1~6歳ですと、予防効果は2~3割という報告もあります。その「2~3割」を低いと考えるか、高いと考えるかは個人によっても変わることでしょう。アメリカでは1~15歳で77~91%予防したと言うことですが、ワクチンの接種量が異なりますので、額面通りには受け取れないと思います。ちなみに来年は接種量がアメリカ並みに増量されるというウワサがあります。

これも知っておいて頂きたいのですが、今年はワクチンが不足することはなさそうですので、安心して頂きたいと思っています。ただ、例年は1月中旬以降にインフルエンザの流行が来ますが、昨年は人類が未経験の新型インフルエンザが流行らないはずの夏から流行しましたので、例年通りかは予想もつきません。流行るのは新型か、従来型かも分かりません。早めにまず1回を受けておいた方がいいのではないかと考えています。

なお、診察の上で接種できないと判断された時も、診療費として一律1790円請求されるようです。気がかりなのが、診察時に卵アレルギーの話を出した場合、熱がないのに「接種もできない」、「診察費を請求される」ということになり兼ねません。親御さんとしても納得しづらい状況に陥るかもしれません。

よくあるのが、私からみれば問題なく接種できるのに、あっさりと接種を断られるケースが結構あることです。当院は、他院さんより重症なアレルギーのお子さんを大勢診ていますが、接種を断ったことは今のところ一度もありません。かかりつけ医として責任を負うことは当たり前だと思っています。心配な方はご相談ください。