連日、アレルギーと感染症の患者さんが受診されています。
だいぶ夏風邪のお子さんが目につきます。熱があり喉も赤いのですが、溶連菌、アデノウィルス咽頭炎を調べても陰性で、エンテロウィルスなのかなと思っています。
当院は、市外から受診されるケースも多いため、何度も受診して頂くのは申し訳ないと思っています。アトピー性皮膚炎だと、何度か来て頂けば、悪化した時の対処法が分かるため、塗り薬はボンと多めに出しています。ぜんそくの薬も長めに出しています。
先日、アレルギーでかかっていた患者さんに「魚卵は食べられますか?」と質問されました。最近は、イクラアレルギーも増えているため、中途半端なことも言えません。
電子カルテの血液検査の結果を見ると、イクラは陽性、タラコもイクラ程高くないものの陽性でした。いつも言っているように、アレルギー検査が陽性でも食べられるかどうかは別問題です。
結局は「食物負荷試験」でシロクロを付けるしかないのですが、症状が誘発されるリスクが高いかどうかを大まかに判断したい時は、プリックテストという皮膚テストを用いています。皮膚テストも結局は白黒を付けられるツールではないのですが、腫れた直径が8ミリ以上だと、食べづらいようです。
普段、プリックテストが必要だと思えば、「次回持ってきて下さい」と言っているのですが、市外の患者さんだとちょっと言いづらい感じもします。その日はそんな混雑もしていないこともあり、イクラとタラコを買ってきてもらうことにしました。ちなみにプリックテストとは、そのものが必要なのです。
当院のすぐ近くにコンビニはありますが、スーパーはありません。少し車を走らせると、あるにはあります。イクラとタラコをゲットするお薦めは、ズバリおにぎりです。おにぎりの具を使うのです。
ただ、コンビニも行くと、おにぎりや弁当がほぼ売り切れ状態のこともあれば、入荷したてで選び放題のこともあります。ある意味、賭けだった訳ですが、バッチリのタイミングでイクラと生タラコのおにぎりが置いてありました。
早速それを使ってプリックテストを行ないます。結果は、イクラは8ミリ以上に大きく腫れ、タラコはそれ以下でした。となると、イクラは負荷試験をやっても厳しいが、タラコなら食べられるかもしれないと考えました。イクラはアナフィラキシーの原因になることもありますが、生で食べることが多く、タラコは加熱して食べることも多いのです。
この患者さんは、以前卵アレルギーがありましたが、負荷試験を実施し、今は克服しています。親御さんも食材を増やしてあげたいと熱心なので、魚卵もできれば食べさせたいと考えていました。
結局、相談の上、近々焼きタラコで負荷試験をやることにしました。勝算もありますし、一品食材が増える可能性が高いと考えています。予定通りにいくかどうかは分かりませんが、私も「食べさせたい」と考えており、「是非とも食べて欲しい」と願っています。


