小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

1位の報告
2012年07月28日 更新

先日、地元のテレビ局の方からメールがありました。

思い起こせば、いま毎週のように出向いて食物アレルギーの講演を行っていますが、昨年秋から増えてきました。

その流れで1月に入っても講演の予定があり、忙しい状況で、そのテレビ局の担当の方から電話がありました。「食物アレルギーについて取材させて欲しい」ということでした。

当時は、別のテレビ局からも「食物負荷試験」の解説をする予定になっており、結構多忙な日々でした。もともと人前に出るのが苦手な私ですが、ハンドルを握ると人が変わる人がいるように、食物アレルギーとなると話は別です(笑)。私の知識が役に立つならと取材をお受けしました。話を伺うと米粉の取材をしていて、その中で米とアレルギーの話を求められていると分かりました。

電話があった日から実際の取材の日まではあまり日数はありませんでした。別に台本がある訳でもなく、いくつかの質問に対し、患者さんの質問に答えるような感じで比較的自然に話せたのではないかと思いました。

取材の日から数ヶ月経ち、放映の日を迎えましたが、確か番組の開始が26:15からだったと思います。つまり深夜2時過ぎからです。先日のなでしこジャパンのサッカーの試合じゃないんだから、視聴率はどれだけあるの?って感じでした。

当日はその番組を見ようと起きていました。その番組は、アレルギーに特化した訳ではないので、私の出番はほんのちょっとでした。素人ですから、比較的自然に話していたようですが、いかんせん声が小さい…(涙)。少しお聞き苦しかったかもしれません。

あまり一目につかなかっただろうと思っていましたが、春の土曜か日曜の午後に再放送があり、二人くらいの患者さんに「先生、テレビに出ていましたね」と言われました。取材時は、普通に話したつもりでしたが、あんなだったらもっと大きな声でしゃべればよかったと思っています。

番組自体は、新潟と言えば米、米と言えばコシヒカリですが、そのブランド力が低下しており、「新潟の米」の生き残りをかけた試みを追いかけたものでした。米粉が見直されており、米粉スイーツなども注目されています。

以前も書きましたが、米粉も注意しなければならない場合もあります。実際に私のところでも、アナフィラキシーを起こしたお子さんがいます。

番組の中でも言っていますが、米はアナフィラキシーをほとんど起こしません。アレルギーが重症でも、米は普通に食べられるお子さんは多いのです。

なぜ米粉でアナフィラキシーを起こしたかと言うと、私のケースは2件あり、1件は米粉に含まれた小麦に反応した小麦アレルギーの子、もう1件は米粉パンに使われた脱脂粉乳に反応した牛乳アレルギーのお子さんでした。ちなみに取材の中では、この話をしています。ただ米粉を使ったお菓子で、小麦や乳成分を含まないものもありますし、私の患者さんのケースはレアなものなため、採用されていません。

テレビ局の担当者さんの着眼点や番組構成が評価されて、その結果、テレビ報道部門で1位になったそうです。冒頭のメールでの連絡とは、このことでした。ちょっと恥ずかしいので、あまり多くの人の見て欲しくない気もしますが、そうもいかないようです。こういう滅多にない機会に恵まれ、私としてもラッキーだったなと思っています。