今年は9月1、2日と週末に当たるため、2学期の始業式が3日からという学校もあるようです。
この時期になると、診察に来た小学生に「夏休みの宿題、終わったひと~?」と質問しています。私自身も8月31日に宿題を終わらしていた人だけに、人のことは言えないのですが(大汗)、やっぱり気になってしまうのです。
当院の患者さんで言うと、半分くらいは「まだ」と切羽詰まった表情になります(笑)。類は友を呼ぶのでしょうか?。
夏場はどの小児科でも患者さんは減るようです。それは夏風邪などのお子さんが少しいるものの、全体としては多くなく、外来は閑散とすることが多いのです。
当院は、アレルギーの患者さんが圧倒的に多いので、そんなに暇にはなりません。一年を通じて、コンスタントに忙しい感じです。ただ、確かに夏場は感染症が少ないため、強いて言えば若干診療に余裕が出ます。
私としては、昨日も触れたような経営にためにえげつないことをするようなことは絶対にしたくありません。ただ、余力の少しある夏期に「食物負荷試験」を多くやりたいと思っていました。
もともと全国の専門病院では、夏休み期間中に負荷試験が増えることが多いようです。でも当院の場合、例年夏はそんなに負荷試験をやっていないのです。
一番ニーズが増えるのが、アレルギー診断書の提出を求められる春です。3月から5月にかけては、連日何名もの負荷試験をしています。私の夏休みの宿題と同じで、ギリギリになって「診断書を書いて下さい」とあわてて受診される方が少なくないのですが、私もプロとして“現時点”での状況を記したいので、「負荷試験をやってから書きましょう」ということになるので、その時期に集中してしまうのです。
できれば、それを分散させたく、先程も言った時間的余力のある夏場にやっておきたいと考えています。ところが例年はそうではなかったのです。
当院は、新潟県内では相当こだわって負荷試験をやっていますが、過去に千数百件やっているうち、6歳以上は1割程度です。これが少ないかどうかはよく分かりません。逆に、無駄に除去することを長引かせないように、5歳以下のうちに9割実施しているということで、私のポリシーを反映しているのではないかと考えています。
ただ今年辺りは、小学生の負荷試験がやや増えたような印象があります。付き合いの長い小学生や中学生の重症な患者さんに負荷試験をやったりしています。
先日も、小麦がなかなか食べられなかったお子さんにうどん100gを負荷しました。無事に食べられました。また魚アレルギーが重症だと、ほとんどの魚が食べられなかったりします。缶詰は抗原性が低下するので、缶詰の負荷試験はやっていましたが、魚の負荷試験は、焼き魚30gを使ってやるのが常套手段です。サケのアレルギー検査もまだ高いのですが、挑戦してみたら、意外にも症状は出ませんでした。
患者さんとの付き合いが長いと、親御さんのご苦労も知っているので、負荷試験で食べられた時の感激も母と共有できるのが嬉しいところでもあります。
小児科医にとってこの秋は大変そうです。9月から不活化ポリオワクチンやインフルエンザワクチンが一般診療に加わってきます。これは当院とて例外ではありません。当院の場合、それに負荷試験が上乗せされます。秋はぜんそく発作を起こしやすい時期で、実は、既にぜんそくの調子を崩しているお子さんもパラパラ出てきています。更に加えて、講演や学会の準備もあります。
当院の夏期休暇は終わったばかりですが、「頑張らないといけないな」と思っています。


