昨日、夕方の県内ニュースをみていたら「明日から不活化ポリオワクチンが開始」という報道をしていました。
ネットでもヤフーニュースで、同様のことが記されていました。ただ、県内ニュースの方では、9月1日から不活化ワクチンを受けられることになっているものの、生ワクチンを受けたくない親御さんが多く、接種控えをしており、品薄で受けられない可能性が高いと言っていました。
これはマスコミの悪いクセで、何でこう不安を煽るような言い方をするのかなと思います。新型インフルエンザのワクチンの時も、連日死亡された不幸なケースを報道したり、ヒブと肺炎球菌ワクチンの同時接種後に何人亡くなったなどと、国民感情を煽りに煽った苦い経験があるはずです。
ちなみにヤフーニュースの方は、まず間違いなく不足するというようなネガティブなことは触れておらず、大人の対応という気がします。
当院の場合、アレルギーの病院と捉えられているせいか、9月分は与えられる人数分は決まっているものの、ワクチンは結構余っています。ちょっと報道の信憑性を疑っています。この場でよく言っているように、医療は勿論のこと、報道にもモラルは不可欠です。
さて、当院は平成19年の9月に開院したため、かれこれ5年になります。
5年経ち、新患のなかった日はほとんどなかったと思います。つまり、上越市内、もしくは市外からアレルギーで困った患者さんが相談に来られています。そして多くの患者さんが、専門医と非専門医のレベルの差に驚き、そのまま通院して下さっています。
昨日も触れたように、この地の医療レベルは相当ヤバいと言えます。もちろん、頑張っている医師もいます。ただし、「有名」だったり、「混雑している」医院さんだと、多くの患者さんが信用“”して通院されていますが、根拠のある医療をやっているかと言われれば、当院に逃げて来られる患者さんの医療レベルに愕然とさせられることが多いのです。
アトピーを「乳児湿疹」、「乾燥肌」、ぜんそくを「風邪」、「気管支炎」、「マイコプラズマ」などど診断されている訳ですが、たまたま誤診されて良くならないのか、多くを誤診しているのかというと、逃げて来られる患者さんは毎回同じミスをされています。残念ながら、後者でしょう。
誤診されているのに気付かず、だから良くならないのに、妄信して通い続けている患者さんも多いと思われます。こういう、敢えて言えば被害者を減らすため、この場でこういった発信もしています。もちろん読んでいる同業者もいるでしょうが、一向に改める気配もありません。
私の努力不足と言えるのかもしれませんが、一個人の医院では限界があると思われ、まともな医療をする医療機関が増えなければいけないのでしょう。
そこで待望のというか、上越市内に小児科が新規開業されます。私も一緒に働いたことがあり、地元の医療レベルのアップに一役買ってくれるものと期待しています。
例えば、小児科医の間でも誤診の多いマイコプラズマなどもキチンと判断されています。不確実な検査で、「マイコプラズマです。3日点滴しないと治らない」と繰り返している小児科さんもありますが、治療して1日、2日で解熱すれば、3日間も点滴に通う必要があるのでしょうか?。最初から“3日ありき”の治療な訳です。当院では、点滴は一切せずに、治療しています。点滴が不可欠な病気ではないのですが、その医師がそう言えば、患者さんには「そういうものだ」となってしまいます。
こういう医院の都合を押し付けるような、良心的とは思えない医療が、根拠のある医療をやる小児科が増えることで、駆逐されなければならないと思っています。
今年の5月に上越市内に新しい皮膚科が開院しました。この先生も知っており、皮膚科はどこがいいかと患者さんから相談されると、「そこがいいよ」と言ってきました。開院直前の内覧会にも行って、先生と話してきました。
当院からお花を贈りました。いろんなところから胡蝶蘭などが贈られていましたが、市内の既存の皮膚科のお花は1つしか見つけられませんでした。多分、ライバルが増えるため、逆に苦々しく思っているのでしょう。確かに、お客が減る可能性が高いのです。
なぜ医師同士で切磋琢磨しようとしないのだろうと思います。もし患者さんが別の医院を選べば、それはそれで仕方なく、患者さんを“とられた”と捉えるなら、もっと勉強してとり返せばいいと思います。
今回も新しい小児科の出現で、苦々しく思っている医院さんもあるだろうと思っています。当院が開院した5年前も、患者さんが流出しないように引き締めをした医院さんもあるようです。夜中の電話対応サービスやこれまでホームページを持たなかったのにいきなり立ち上げたりなどです。
当院が開院してまもなく、市内のある園では、急にぜんそくと診断されるお子さんが増えたそうです。日頃からぜんそくの勉強をしていれば、こんな不思議な現象な起きないはずです。
患者さんが望んでいる最大のサービスは、キチンと診断され、適切に治療されることです。その結果、お子さんの病気が落ち着けば、それ以外に望むことはないですよね?。
これまで同業者から「食物負荷試験」で紹介されるケースはまずありませんでしたが、これからはこの小児科さんから紹介もあることでしょう。そうすることで、当院に来なくても「食物負荷試験」という検査の存在を知ることができます。これまでは紹介もなく、検査の存在さえも知らされておらず、フェアとは言えない対応がなされることがほとんどでした。
ということで、少なくとも私は新しい小児科に大いに期待しています。一緒に上越の医療レベルを上げていこうと思っています。
1日、2日と内覧会があります。1日は某市にアレルギーの講演に出掛けるので、2日に院長の講演もあるそうですし、お邪魔しようと思ってます。
http://www.shimomonzen.com/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/
当院に逃げて来られる患者さんの多くは、「これまでの医院では説明もほとんどなく、流れ作業的で、ちっとも良くならなかった」などとこぼされていました。それとは違った医療をされるタイプの先生だと思いますので、上越市民にとっては嬉しいニュースだと思っています。


