小児科 すこやかアレルギークリニック

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2012年09月03日 更新

土曜は、診療が終わったら、某市にアレルギーの講演に行ってきました。

例年にない講演ラッシュもこれで一段落ですが、9月中旬の日本小児アレルギー学会の発表の準備がはかどっておらず、いまだに日頃の負荷試験のデータ入力をやっているくらいです。相当ヤバいです(大汗)。

ただ、目先の講演の手を抜くこともできません。何せ、市の保育園の職員を集めるから、乳幼児のアレルギーについてじっくり話して欲しいと、いわば“丸投げ”の状態でお願いされました。やはり低年齢児の保育の現場でアレルギーの情報不足が深刻なのでしょう。

いつも言うように、アレルギーは専門医と非専門医の言うことがまるで違います。しかも、専門医の割合が新潟県は非常に少ないので、「諸説が入り乱れている」というあってはならない現状にあります。本当は、ぜんそくやアトピー、食物アレルギーにはガイドラインがあるので、異なるはずはないのです。

新潟県には珍しく、ある若い小児科医がアレルギーを専門にしたいと病院の先輩医師に言ったところ、「そんな誰でもできるようなことを専門にしたいの?」と言われたそうです。

多くのアレルギーで困っていて、本当の専門医に出会うのに苦労された方なら、内心腹が立ってくると思います。多くの小児科医が「アレルギーくらい、診られる」と高をくくっているのだろうと思います。

本当にそうでしょうか?。この場で日々書き綴っていること、ぜんそくを“風邪”や“気管支炎”、“マイコプラズマ”などと言い、アトピー性皮膚炎を“乳児湿疹”、“乾燥肌”と平気で誤診しているのは、多くの小児科医をはじめとした医師達です。食物負荷試験なしに食物アレルギーの診療は不可能とさえ言われているのに、検査の存在すら患者さんに伝えておらず、除去、除去と言っているのも、アレルギーを専門としない医師達です。

敢えて言わなければなりませんが、“自分が分からないこと”を認識していないのは、患者さんにとって最大の迷惑でしょう。迷惑をかけているのに、それすら分かっていないという、これもあってはならないことです。

更に、分かっていて、困っている患者さんに正しい知識を提供しようとしない医師は、医師としての適正さえ疑ってしまいます。当院が負荷試験をやっているにもかかわらず、紹介すらしない医師は作為的にそうしている訳で、私にしてみれば、患者さんに誠意を持ってい接しているとは思えない。そこまでして自分の患者を減らしたくないか、収入を減らしたくないかとさえ思います。それでも何もペナルティがないため、真実はひた隠しにしている医師もいるのでしょう。

特にアレルギーは、慢性疾患であり、風邪や胃腸炎と違い、「放っておけば治る」という代物ではないのです。咳や湿疹が良くならないのは、医師の誤診が原因で、治らなくても他の医師に相談しようともしない医師があまりも多いので、そういう患者さんが当院を訪ねてこられるのです。

今の医療制度では、大勢を診た方が経営的にも有利ですから、時間を掛けて患者さんから話を聞き、適切なアドバイスを送るというアレルギーなどの慢性疾患に見合った姿勢の診療は、避けられる傾向にあります。わざと掛けていない医師もいるでしょう。すぐには治らない訳ですから、時間を掛けずに対応し、逆に診断や治療を間違った方が儲かってしまうのです。多くの患者さんが「お医者さんが間違うはずがない」と思っていますから、知らぬが仏的な感じとも言えます。

最終的には、医師の良心がもの言う、残念ながら医療はそういう側面があります。ですから、ダメな医療は、誰かがダメと言ってあげなければ、患者さんは不幸のままです。こういう形の情報発信は、誰かが行なわなければならないと思っています。

あまりに悪質な医院さんもあり、地元に知らしめる必要があるとすら思っています。恨まれようが、患者さんを救うためですから、それは仕方ないと思いますし、医師も自分のやっていることはご存知ですから、そうされても反論はできないでしょう。

実は、当院のホームページはアレルギーで困っている患者さん達が結構見て下さっています。地元上越市からの閲覧も多く、全国からもアクセスがあります。年々増えていて、この1年で7万件以上のアクセスがあります。

多少無理をして(?)、相当な頻度で更新していますが、それなりの効果は期待できそうですし、アレルギーで困っている患者さん達の“民意”を得ているのかなと思っています。

悪質な対応がなくなるまでは、この場で辛口の情報発信もしなければならないと思っています。