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太鼓の達人
2013年01月07日 更新

先日の“流血の惨事”から傷も治り、日曜日はスキー場に行ってきました。

雪深い新潟県に住んでいるので、冬はウィンタースポーツ、夏は海水浴を楽しみたいところです。まだ小さいのでスキーというよりは、ソリの方が良さそうです。

地元にはいくつかスキー場がありますが、その中に唯一だと思いますが、小さな子ども用に屋内ソリ場があります。これなら、雪国は悪天候のことが多いですが、ソリ遊びが楽しめる格好です。

肝腎の子どもですが、予想以上に喜んでくれて、「また行きたい」と行ってくれています。親としては、やれやれといった感じです(笑)。

家ではiPadを使っていますが、子どもは最新機器にも興味があるようで、先日「太鼓の達人」というアプリをダウンロードして遊んだりしています。メロディに合わせて、画面上の太鼓を叩くのですが、タイミングが外れると点数がもらえないというゲームです。やってみると結構難しい。というか私にはリズム感が欠如しているのかもしれません(涙)。調べてみると、ゲームセンターやDS、Wii、プレステなどでも楽しめるメジャーなゲームのようです。

年末に関ジャニ∞の特番で、ドラム担当メンバーがリズム感が抜群で、誰もが知っているような有名なバンドのドラマーと「太鼓の達人」で勝負するというものがありました。それを見たのですが、「凄い!!」の一言です。

たかがゲームとお思いかもしれませんが、プロとしての真剣勝負を見せて頂きました。わざと難しい曲を選び、対決するのですが、どの対決もレベルが極めて高く、何百回も太鼓を叩くのに、ミスが一回もないのです。

太鼓を打つタイミングがズレていれば「不可」となり、ミス1回とカウントされます。絶妙なら「良」、わずかにズレれば「可」となり、「良」の数が勝負の分かれ目となります。

ちなみに、そんなハイレベルの戦いの中で優勝者は、4曲やって、いずれもミスは1回もなし。まさに神がかっていました。ドラマーもプロはこんなに凄いんだと思い知らされました。

ドラマーがミスをしては、そのバンドの音楽自体が台無しになり兼ねません。人間だから多少のミスはするものでしょうが、有名なバンドのドラマーは伊達ではなく、まさにドラムの“達人”でした。

ふと考えてみると、医師は医学の“達人”であるはずです。

私も判断ミスをすることはあり、その都度反省しています。ミスした経験を活かし、ミスを極力少なくするのが、プロなのだろうと思っています。私はまだまだ“達人”ではありませんが、信頼を寄せてくれる患者さんのために、達人に近づく努力をしなければならないと思っています。

多少自分のことは棚に上げますが、医療機関に通っても症状が改善しないということで当院を初めて受診される患者さんが後を立ちません。何度もこの場で書いているのですが、ぜんそくやアトピー性皮膚炎が見逃されているのです。食物アレルギーだと、「食物負荷試験」のことを知っていても、存在すら患者さんに伝えていない有り様です。

同じ医師が、何年も同じミスを繰り返しており、患者さんに迷惑をかけていたりします。「“達人”になる気もないようだ」と言わざるを得ず、医師の中には向上心を持っている医師と、そうでない医師がいるのだろうと思っています。

音楽のことはよく分かりませんが、リズム感は才能の部分も大きいのでしょうか。もちろん何度も何度も練習して、努力も欠かせないでしょう。一方、医学は才能の影響があるとは思えず、いわゆる名医とされるような医師、日本の第一人者とされる医師は、勉強し、真面目に医療に取り組むという努力を積み重ねた結果だと思っています。

私が“達人”になるにはまだまだ道のりも遠く、努力の積み重ねが必要ですが、専門医としてのプライドを持ち、質の高い医療を提供したいという気持ちは持っているつもりです。

医療は同じミスを繰り返した方が、患者さんは何度も来てくれて、儲かるというおかしな側面を持っています。作為的にやっているとしか思えない医師もいます。こういう“医療”をなくすのも私の役目だと思っており、遥か彼方の“達人”を目指し、今年も頑張っていこうと思っています。