小児科 すこやかアレルギークリニック

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終わるはずがない
2013年02月18日 更新

土曜日は、疲れました。

午前中は、診療。13時半までかかりました。家に帰って仮眠をとり、夕方からは、休日夜間診療所での仕事がありました。発熱で受診される患者さんが多く、インフルエンザが疑える状況なので、ほとんどのケースでインフルエンザを検査しました。

出ないこともそれなりにありましたが、インフルエンザ陽性者も結構とあり、タミフルやリレンザを処方しました。大人だと、仕事に影響が出るため、「どうしよう?」と狼狽される方もいらっしゃいました。それは職場に相談して頂くしかありません。

ただ、日頃診療していてもインフルエンザが減ってきた印象があり、このままもっと減って欲しいと思っています。当院にかかっている患者さんの親御さんが養護教諭で、市内の学級閉鎖の状況をチェックしているそうですが、今年は流行してから、終息が早い傾向にあるそうです。

今シーズンから「発症から5日経過している」という条件が加わりました。熱が下がれば登園・登校していいと言っていた昨シーズンよりは、ウィルスを周囲にばらまく可能性が減ったと思われ、それが減りが早い傾向にあるのではと分析していらっしゃいました。

今年は、市内各地から同時多発的に流行が始まったので、スタートが一緒なら終了も同時期と思われ、私はこちらの方ではないかと考えていますが、理由は分かりません。いずれにしても、インフルエンザは早く終わって欲しいと願っています。

午前中の診療は、先ほども述べたようにかなり混雑していました。インフルエンザの流行のピークと思われる頃よりも圧倒的に受診人数は多いのです。小児科なのに、インフルエンザによる受診はさほど多くはありません。これは例年のことです。

ぜんそくの調子が悪い、アトピー性皮膚炎が悪化したという患者さんも、結構目立ちます。秋よりは冬の方が寒暖の差が少なく、ぜんそくは悪化しないことも多いのですが、調子を崩すお子さんも目にします。また、アトピーは冬場の湿度の低下により、乾燥が増して皮膚症状が悪化することも多く、これは例年の傾向です。

あと、食物アレルギーの診断書を求める方も多くいます。食物アレルギーの専門医はこの辺りでは私しかいないため、上越市や近隣の市では当院の診断書が多いと聞いています。新年度が近づいており、診断書の記載を求める受診が多いのも、当然と思います。

学校生活管理指導表の除去の根拠のところに、「負荷試験で陽性」という欄があります。ということは、負荷試験をやっている医師が記入すべき診断書と言えます。でも当院がすべての診断書を書いている訳ではないため、中には「おい、おい」といったレベルの診断書もあることでしょう。

先日、ある開業医からある病院へ食物アレルギーの紹介がありましたが、お互い診断書を書きたがらず、譲り合い(押し付け合い?)となり、困り果てた患者さんが園からのアドバイスにより当院を初めて受診されるということがありました。

小児科同士、当院が食物アレルギーの診療に力を入れていることを知っていて、こんなことをやっており、私は残念ですが、患者さんには多大な迷惑をかけています。もっとそれに気付いて欲しいと思っています。

以前は、当院に紹介して下さったケースもありましたので、よほど紹介したくないのでしょう。ここまでくると、「患者さんのため」という医師本来の目的から相当逸れており、他の意味合いが大きいのでしょう。特に開業医同士だと、自院の患者さんが減ることにつながるからだと思われます。というか、それくらいしか思いつきません。

患者さんが困り果てて当院を受診された訳ですが、そこで医療レベルの差に気付くこととなります。自分のお子さんがベストの対応をされていなかったことを認識されると思うのです。となると、逆に自院の信用を失うことにつながると思わないのかと思ってしまいます。

どんなに外来が混雑していても、こういう患者さんが来られた時は、時間をかけます。地元の医療レベルを上げるためにも、時間をかけなければならないのです。

多くの医師が「食べてはいけない」と言いますが、本当に一言で済みます。「いかに食べさせようか」とは考えてくれません。今回の患者さんは、確かに卵を食べて強めのアレルギー症状を起こしていますが、私は一切食べていけないかと言えば、そうではない可能性が高いと思っています。いつも通り、「食物負荷試験」という検査の存在が“隠蔽”されており、その辺の説明をしました。

現在はインフルエンザの流行期につき、休止していること、負荷試験によりもう少し食べられるものが増える可能性が高いことなどを説明しました。少なくとも小児科を3つ受診した訳ですが、誰がまともなことを言っているか、お母さんには伝わったと思っています。

土曜は、エピペンを2名に再処方しました。1人は、使用期限の切れるエピペンを持ってこられました。大きい子だったので、試し打ち(もちろん、本当には体に入りません)をしてもらうと、ほぼ完璧にできました。

現在では学校・園職員が、エピペンを処方されている子どもに対し、本人が打てない状況にあれば、アナフィラキシーショック時に限り、緊急事態として打つことができます。多くの職員が練習用のキットも含め、エピペンを握ったこともなく、打ち方もままならないと思いますが、この患者さんはちゃんとできました。

過去にアナフィラキシーを起こし使ったことがありますし、ショック時は本人が打てる状況になく、救急救命士が使用したこともあります。そういう意味では、言い方は変ですがベテランと言えると思います。

ただし、本人が分かっていても、周囲の大人が理解しておかないと、意識が消失してしまうような危険な状況では、誰も使えないことになってしまいます。ということで、学校に職員全員への講習を打診してもらうことにしました。

こんな感じで診療をやっていると、12時半という診療時間に終わるはずがありません。しばらくはこんな診療が続くと思いますが、それが地元の医療レベルをあげることにつながるはずですので、真面目に取り組んでいきたいと思っています。